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ライカ T Type 701 は、APS-C内蔵ミラーレス機の中でベスト

Steve Huff Photoが、ライカのレンズ交換式ミラーレス機 Leica T Type 701 のレビューとサンプル画像を掲載しています。ライカ Tは、所有する喜びも撮影する喜びも味わう事の出来るミラーレス機であると評価しています。

Leica T Type 701 で撮影したサンプル画像
  • 8~9日間ライカ T Type 701を使用したのだが、撮影する喜びを感じさせてくれるカメラに仕上がっている
  • ソニー NEXシリーズ、富士フイルム Xシリーズ、オリンパスとパナソニック マイクロフォーサーズ機とはまた違ったミラーレス機に仕上がっているのだ
  • これまでのライカのDNAを引き継ぎつつ、ハード/ソフト共に真のライカデジタルカメラに仕上がっている
  • ライカは、アルミニウム製ユニボディを採用して、ドイツ製らしい高品質の独自性の高いカメラを実現していて、実に所有する喜びを覚える
  • Tマウントが採用されているが、マウントアダプターでMマウントレンズも使用可能で、このマウントダプターの使用感も良好なのだ
  • タッチパネルの使用感はほんとに良くて、滑らかで高速で直感的に使用できる
  • 背面にボタン/ダイヤル類が一切無くて、メニュー周りは100%タッチパネルで設定することになる
  • これでEVFで内蔵されていれば完璧なのだが、Mレンズも使用できるし、ライカXバリオより好印象
  • レンズは日本で生産され、18-56mm F3.5-F5.6 と23mm F2 は実にシャープでほぼ完璧なレンズといて良い
  • ズームレンズは、隅から隅までシャープでライカXバリオと同等の光学性能で、小型化されF値が明るくなったレンズと言える
  • Mシステムで必要なレンズを揃えると非常にコストがかかってしまうので、Mシステムと固定レンズ式Xカメラの間を埋めるカメラでもある
  • ボディ仕上がり具合は、他メーカー APS-C ミラーレス機を上回っていて、ダイヤルのフィーリング、シャッターのスムーズ感、ボディのソリッド感も好きだし、マニュアルを読まなくても使い易いのだ
  • タッチパネルは驚くほどスムーズに動作するし、画像品質はライカXバリオと同等で、TレンズもMレンズも使用可能で、操作感はそれを上回り、現行のライカユーザーや価格的にライカカメラに手が出なかったユーザーにとって満足できるカメラに仕上がっている
  • 画像品質はライカMの域に達していないが、Mレンズを使用するとかなり近い画像品質を得ることが可能
  • これまで使用してきたライカXバリオや他社のAPS-C搭載カメラの中で、ライカTは最高の画像品質を実現しているといって良い
  • AFスピードは、これまでのライカカメラの中で最速
  • 薄暗い鉱山でISO6400で撮影してみたのだが、EVFでは非常に粗く表示されたものの、画像を確認してみると使用可能な画像が撮影出来ていた
  • AFスピードは、オリンパス OM-D E-M1と比べると速くないが、富士フイルム X100S / X-T1 以前の古い機種と同じぐらいのAFスピードと言える
  • ライカは元々マニュアルフォーカスレンズの王であるのだから、ライカとしては良い結果なのだ
  • 動画も撮影してみたが、元々プロの動画専用機でないので、個人的に使用する分には必要充分である
  • Mレンズで簡単フォーカスを合わせることが可能で、非常に撮影する喜びを覚えた
  • タッチパネル操作は非常にクールで、画像を削除するときはゴミ箱にドラッグ&ドロップする感じなのである
  • ズームレンズは、フード無しで使用したが、フレアが出現することはなかった
  • 防塵防滴ボディではない…これはライカカメラなのだ
  • 背面モニタでシングルモード撮影する時、一瞬タイムラグを感じるが、ファームウェアは最終バージョンで無いのでその影響が出ている可能性がある
  • ライカTは、かなり洗練されたソリッドボディで、EVFが内蔵されていたらさらに素晴らしいカメラになったと思う

かなりボリュームのあるレビューとなっていて、かなりざっくり抜き出してみました。

レビュー動画も公開していて、ライカTの質感、AF具合やシャッターフィーリングなど映像で確認できる感じです。

そして元記事の下の方に長所/短所も掲載されていて

長所は…

  • 美しいデザイン
  • APS-Cセンサー搭載ミラーレス機の中でベストな、美しいボディ
  • ライカによってドイツの工場で生産される
  • AFに対応したTレンズがさらに登場してくる
  • 素晴らしい画像品質
  • マウントアダプターでMレンズが使用可能
  • センサーはローパスレス
  • 外付けEVFにGPSが内蔵されている
  • Wi-Fi内蔵で専用アプリも用意されている
  • タッチパネルは、非常に滑らかで軽快に動作する
  • 背面液晶モニタは大きく豪華である
  • ライカとしては、最高のHD動画
  • ライカ製のカメラとしては最高のAFスピード実現 (オリンパス OM-D E-M1/E-M10ほどではない)
  • Jpeg品質も良好で色味はライカXの画像品質を継承している
  • AFの焦点ミスはなく、AFが迷った時も最終的にはちゃんと焦点してくれる
  • 1900ドルで本物のライカを手に入れる事ができるところ
  • SDカードを無くしたり忘れても、16GBのメモリを内蔵している
  • 価格は高いがその分、所有する喜びがあるカメラ
  • クールなポップアップフラッシュは、パワーダイヤルで使用可能になる
  • (外付けEVF、マウントアダプターなど)Tシステムに最適化されたアクセサリーが用意されている

短所は…

  • 1/8000秒ではなく1/4000秒になっている
  • EVFが内蔵されていない
  • カメラ&レンズ 手振れ補正機構非採用
  • 可動液晶パネルではない
  • スポーツなどの動体撮影向きではない
  • 露出の低いシーンで少しAFが焦点を探すときがある
  • Tレンズが高価
  • バッテリーとストラップは好みが出る
  • EVFは600ドルもするのに、オリンパス/富士フイルムのEVFより小さい
  • 起動が1秒ぐらいかかる

他のカメラメーカーでは実現が難しく、ライカだからこそ実現できたミラーレス機に仕上がっていると言って良いのではないでしょうか。