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Leica SL Typ 601 で撮影した 4K 120fps サンプル動画が登場

先日発表されたばかりのライカのフルサイズミラーレス機 Leica SL Typ 601 で4K 120fps -Log Lモードで撮影したサンプル動画「Leica SL (Typ 601) - 4k and 120fps sample footage shot in V-Log L」をmirrorlessonsがYou Tubeに公開しています。

このサンプル動画は、mirrorlessonsの " Leica SL typ 601 ハンズオンレビュー " に掲載されています。ネットではサイズや価格そしてターゲットしているユーザーなど様々な意見や憶測が飛び交っていますが、1時間撮影しただけでは結論には達しなかったそうです。

簡単なインプレッションも掲載されていて、グリップは大きくて持ち易いが、ニコン D750とほぼ同じ質量 850gは、他のミラーレスシステムとは違い利点となっていないとコメントしています。一般的なミラーレス機は限られたボディ面積にぎっちり詰め込まれたダイヤル・ボタン類が配置されているのに対して、Leica SLはスペース部分が多く、ボタン・ダイヤル類を廃棄してしまったように感じ「なぜ配置しない?」と 思ったようです。ボタンレイアウトに関してやはり通常のカメラとは違う考えの元仕上がったカメラのようです。

バッテリーは大きく 仕様上400枚撮影可能なようですが、ライカに確認したところ、Wi-Fi&GPS / 4K動画撮影 / 高速連写を使わずに写真撮影をした場合400枚撮影可能とのことで、予備のバッテリーの必要性を訴えていますが、予備のバッテリーも決して安価ではないそうです。

2400万画素センサーは画質を見る限り Leica Q とほぼ同じセンサーで、少しパフォーマンスが向上しているが、期待する程大きな差はないようです。同時発表されたズームレンズ 24-90mmとの組み合わせは、ミラーレスというよりデジタル一眼レフを手にしているフィーリングに近いとコメントしています。レンズは非常にシャープな描画だが、印象を与える程のボケ味ではないようです。

ライカは Leica SL Typ 601が採用しているコントラストAFを世界最速と謳っていますが、モデルをテスト撮影した時に光が良好な時は問題ないようですが、光のコンディションが悪い時人から人に素早く切り替えてフォーカスした時に何度かAFが失敗したそうで、AFに関する第一印象は良くないようです。

やっと " 動画 " に関する記述が登場するのですが、映像において間違いなくライカ初の本格的なカメラであると結論付けています。スペック的にも動画機能は、パナソニック GH4を引き継いでいる感が強い事が伺えます。実はハンズオンレビューの割には、本格レビュー並のボリュームがある記事なんです。

価格はソニー α7R II や ニコン D810 の倍ぐらいあり、レンズも同じで、最初から安価になる事は期待していなかったが、もう少し競合機に対して競争力のある価格設定になる事を期待してたと価格面に関する感想も見受けられます。センサーは素晴らしいが、ソニー α7R II や ニコン D810 など他のカメラに勝るものはないと もコメントしていて、海外サイトにありがちな " ライカ崇拝 " 記事ではなく、マイナスポイントに感じたところも掲載されているようです。※かなりざっくり抜き出しています。