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ライカS3 正真正銘の発表 6400万画素センサー搭載 Sマウント中判デジタル一眼レフ

ライカカメラAGが、Sマウントシステム 中判デジタル一眼レフ「ライカS3」を正式発表しました。6400万画素 30x45mmライカプロフォーマット CMOSセンサーを搭載し、DCI4K動画撮影にも対応しています。フォトキナ2018で発表され、元々2019年春の発売を予定していました。

ライカS3

ライカストア・マイアミではすでに予約を受け付けていて、価格は18,995ドル。B&Hを見てみると海外では2020年3月末発売を予定している模様。国内価格は分かっていませんが、現在の為替レートで換算すると、200万円は超えてきます。

ライカS3 基本スペック

  • 撮像素子 : 6400万画素 30x45mmライカプロフォーマット CMOSセンサー
  • 描画エンジン : MAESTRO II
  • 静止画フォーマット : DNG (14bit) / Jpeg
  • ダイナミックレンジ : 15stop
  • ISO感度 : ISO100~50000
  • 露出 : ±3EV
  • 動画 : 4Kシネマ 24fps / フルHD 24 25 30fps、4:2:2 8bit、ファイルフォーマット MOV (motion JPEG)
  • 光学ファインダー : 視野率98% 倍率0.87倍
  • 背面モニタ : 3型 TFT液晶モニタ 92.1万ドット フレームレート64fps
  • 上面サブモニタ : モノクロ液晶モニタ
  • シャッタースピード : 120~1/4000秒
  • 高速連写 : 3コマ/秒
  • バッファメモリ : 2GB
  • デュアルカードスロット : SDXCカード / コンパクトフラッシュ
  • 端子類 : USB3.0、HDMI C (mini)、3.5mmマイク端子
  • サイズ : 160x 80x120mm
  • 質量 : 1260g (ボディのみ)

6400万画素 30x45mmライカプロフォーマット CMOSセンサーを搭載し、描画エンジンはMAESTRO IIを採用。ちなみにMAESTRO IIは、富士通セミコンダクターと共同開発し「初代ライカS」に初採用された描画エンジンになります。アスペクト比は、35mmフルサイズと同じ3:2とのこと。

中判カメラもミラーレス機が登場しつつありますが、この「ライカS3」はデジタル一眼レフ(DSLR)になります。フォーカルプレーンシャッターの耐久撮影枚数は15万回で、シャッタースピードは120~1/4000秒、高速連写3コマ/秒を実現。モードをCSモードに切り替える事でリーフシャッターにも対応しており、こちらの最高シャッタースピードは1/1000秒となっています。dpreviewの発表記事を見ると、ライブビュー撮影も対応している模様。

ボディ自体は防塵防滴仕様でGPSも内蔵。シネマ4Kにも対応しており、4K 24fps 4:2:2 8bit 撮影が可能。フォーマットはMOVですが、motion JPEGの文言も確認できるのでデータ容量は大きいかもしれません。ちなみに静止画1枚のデータ容量は、DNG(RAW) 約70MB、Jpeg 約20~30MBとスペックシートに掲載されています。

プロモーションムービーは、防塵防滴仕様、センサーサイズ、上面サブモニターを、デジタル一眼レフならではのシャッター音をアピールしており、映像自体は「ライカS3」の塊感が伝わってきます。