「ライカSL3」6000万画素BSIセンサー搭載フルサイズミラーレス機 8K30pに対応
ライカカメラAGが、Lマウント フルサイズミラーレス機「SL3 | 5404」を発表しました。有効画素数6030万画素 裏面照射型(BSI) CMOSセンサーを搭載した高画素機に仕上がっています。現時点でカラーバリエーションはブラックのみ。
イメージセンサー
前期種「ライカSL2」は4730万画素センサーを搭載しており、今回「ライカSL3」は画素数をさらに引き上げ " 6030万画素センサー " を搭載。ライカストア・マイアミの販売ページを見てみると " you can find the BSI CMOS full-frame sensor " と掲載されているので裏面照射型(BSI)の6030万画素CMOSセンサーである事が伺えます。
ハイブリッドAFシステム
「ライカSL3」は像面位相差AF/コントラストAFを搭載し、デプスマッピングAF (被写体検出AF) にも対応しています。国内公式では " デプスマップ (物体認識AF) " と表現していますが、海外では " depth mapping " となっています。
プロセッサ
プロセッサは " ライカマエストロ (Maestro IV) を搭載し、RAW(DNG)は14bitに対応、ただし連写モードによっては12bitになるとのこと。画像サイズは 9520x6336px となっています。スペックシートを見てみるとメモリーカードは、SDカードUHS-IIもしくはCFexpress Type-Bを推奨。ダイナミックレンジは15stopとなっています。
シャッタースピード
シャッタースピードは、メカシャッター 60分~1/8000秒、電子シャッター 60秒~1/16000秒、フラッシュ同調速度 1/200秒までとなっています。
連続撮影
バッファメモリは8GBで連続撮影は最大で15コマ/秒まで対応。2コマ/秒~15コマ/秒まで前提条件が細かいのでスペックシートで詳細を確認する必要があるかもしれません。
ISO感度
オートISO感度は ISO100~ISO100000 まで対応、マニュアルでISO50も選択可能となっています。露出補正は±3EV。
背面モニタとEVF
背面モニタは3.2インチ 約233万ドットのタッチパネルでチルト式。EVFはOLEDで576万画素 120fpsとなっており、高品質のコーティングガラスレンズを使用しているとのこと。上面ディスプレイは1.28インチ 高反射半透過型モノクロLCDとなっています。
8K動画
「ライカSL3」は最高で 8K30p 4:2:2 10bit/8bit h.265 L-GOP 300Mbps 動画撮影に対応しており、HDMIはフルサイズのType Aを採用しています。条件付きで 10bit 4:2:2 記録に対応しているのでこの辺もスペックシートで確認しておく必要がありそう。※10bit 4:2:2 記録は、HLG/L-log設定時にHDMI出力、またはSDカードに記録する場合
ボディサイズと質量
ボディサイズは141.2 x 108 x 84.6mm、質量は769g (バッテリー、SDカード、ボディキャップ含まず) とのこと。バッテリーは ライカ BP-SCL6 を採用し、USB-C充電にも対応しています。
ライカオンラインストア販売価格 ※2024年3月8日時点
- ライカSL3ボディ … 1,100,000円(税込)
すでに予約を受け付けており、売り出し価格は1,100,000円(税込)とのこと。ちなみに国内ライカストアの「ライカSL3」店頭展示は3月9日からとなっています。今のところカラー展開はブラックのみでレンズキットも用意されていません。将来的にシルバーボディやレンズキットも展開する予定があるのかどうか気になるところ。 ※現時点におけるライカオンラインストア「前期種 SL2」ボディ価格は968,000円(税込)
少し話は変わりますが、2024年4月12日に「ライカ表参道店」がオープン予定。ライカ銀座店・ライカ京都店に続く3店舗目のフラッグシップ・ストアとなっています。