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ライカ 開発責任者 ステファン・ダニエル氏 インタビュー

デジカメWatch が、ライカ 開発責任者 ステファン・ダニエル氏に「ライカM モノクローム」「ライカ X2」「アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH」の新製品についてのインタビューを敢行しています。

ライカM モノクロームは…

  • 製品開発のきっかけは「カラーフィルターを外したら高い解像度が得られる」という技術者からの提案
  • Mモノクロームで撮影した画像の見た目の解像感は、M9と比較して「倍ぐらい違う」
  • Mモノクロームの撮像素子はM9およびM9-Pと同じ有効1800万画素のCCD (コダック製、現在はトゥルーセンス・イメージング社が事業継承)
  • 解像度のほかにカラーフィルターを除くメリットとしては、より多くの光量を取り込むことができる
  • モノクロセンサーがM9/M9-Pのセンサーと比べると少量生産になるので割高になる

ライカ X2は…(インタビューに応じているのはダニエル氏ではなく主席日本駐在員兼DSCプロダクトマネージャーである杢中薫氏)

  • 「ライカX1」から今回発表のX2における最大の進化ポイントは、新センサー採用による「AFの高速化」
  • APS-Cサイズ・有効1620万画素のCMOSセンサーを採用し、読み出し速度を向上
  • マクロAFモードを省略
  • 薄暗いシーンやコントラストの低い被写体でもAFの高速化を実感できる
  • 外付けEVFは、トレンドだしピントを確認できる安心感がある

アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPHは…

  • 現行のズミクロン50mmの後継ではなく、まったくの別物という特別な立ち位置のレンズ
  • ライカが光学性能のトップを目指す姿勢をアピールするもので、灯台のような、目指すところにある製品
  • 設計期間は最も初期の段階から数えて16年
  • 特殊硝材、センタリング、アポクロマート、アスフェリカル、フローティングなど、ライカが持つあらゆる技術を投入した

ライカM モノクロームはニッチな製品ですけど、これはハマる人はハマるカメラではないでしょうか♪ やはりモノクロ専用センサーが生産数が少ないために割高になるのが痛いところ…^^; ただでさえ通常のM9/M9-Pも高額だというのに…w

ライカ X2は、基本性能も上がって使い勝手も上がっていそうですよね♪ (マクロモードが省略されましたが) 今回の外付けEVF ライカ EVF2 は、オリンパスのOEMらしいのですが、その辺のところの突っ込んだインタビューも敢行して欲しかったですね。

ライカつながりで、PHOTO YODOBASHI のRANGEFINDERのページにライカアカデミー主催のワークショップとその時のサンプル画像が掲載されています。