ニコン COOLPIX A は、上手くまとめたハイエンドコンパクト機
Photography Blog が、ニコンのハイエンドコンパクト機 COOPIX A のレビューとサンプル画像を掲載しています。レンズやセンサーなど魅力的な組み合わせのコンパクト機だが、やや遅いAF速度とファインダーを内蔵していない点が魅力を左右させるポイントかもしれないと評価しています。
- Nikon Coolpix A は、熱心な写真愛好家にターゲットを絞ったプレミアムコンパクトデジタルカメラである
- DXフォーマット 1620万画素 CMOS センサーを採用し、しかもローパスレス仕様で最大限の解像度を得ることが出来る
- デジタル一眼レフ的な使い勝手を得るためにユーザーインタフェースを継承している
- ISO高感度耐性は評価出来るが、手ブレ補正機構を採用していないのは残念
- ボディはマグネシウム合金とアルミニウムを使用している為しっかりした印象で、APS-Cセンサーを搭載している割には小さく感じる
- この手のサイズのカメラは、ポケットに入れて移動するケースが多いので、モードダイヤルロック機構があったらさらに良かった
- AF速度は、焦点するまでに1/4秒かかる
- コントラストAFのコンパクト機としては充分なAF速度ではあるが、富士フイルム X100S や Nikon 1 と比べると遅く感じる
- 最大サイズのJpeg(4928×3264px)は、3秒でメモリーカードに書き込まれる
- ISO100~1600まではノイズを感じることは無く、ISO3200でも極めて良好
- ISO12800やISO25600は、さすがにノイズが多くて常用外だが、ISO6400は縮小して使うWeb用途や小型プリントであれば使用可能だ
- デフォルトの設定で撮るとやや柔らかめに感じる描画かもしれない
- 夜間8秒のスローシャッターを試してみたが、ちゃんと光を取り込んでくれて良好だった
- 高コントラストなシーンでは、部分的にパープルフリンジが発生する時がある
- シャープな切れ味の28mmレンズ(35mm換算)にローパスレスで得ることが出来る解像度は魅力的な組み合わせ
- 背面モニタ品質も必要充分だろう
- やや遅く感じるAFにファインダーが内蔵されていない点がこのカメラの価値を左右するポイントだと思うが、COOPIX Aは、デジタル一眼レフのスーパーサブ機としての能力を持っているのは間違いない
ニコンらしくデジタル一眼レフ譲りの描画と使い勝手を実現している機種に仕上がっていることを感じさせてくれるレビューとなっていますね♪
やや遅く感じるコントラストAFと書かれていますが、最新ファームウェアアップデートしている初代富士フイルム X100と同じくらいのAFスピードだそうです。あと元記事にはファインダーが内蔵されていないことも指摘していますが、ファインダーが必要な方には「外付け光学ファインダー DF-CP1」が用意されています。でもこのDF-CP1は、何気に金額高いですよね…w
このニコン COOLPIX A の外観はこれまでのCOOLPIXのデザイン言語引き継いでいるし、スペック的にも飛び道具的なアピールをしてくるカメラには感じませんが、やはり実用面を重視したカメラで実際使ってみると本当の価値が伝わってくるのかな~と個人的に感じたレビュー記事でした。