ニコン COOLPIX A は、ユーザーが求める要求に応えてくれるカメラ
Steve Huff Photo が、ニコン COOLPIX A のクイックレビューとサンプル画像を掲載しています。4日間使用したレビューで、ユーザーが求めるすべての要求に応えるカメラだと評価しています。
- ニコン COOLPIX Aは、富士フイルム X100SのようなAPS-Cセンサー搭載されたカメラに対するニコンなりの答えである
- ボディはチープな感じが一切無く、手に取った感じも非常に良い
- 一見おもちゃのように感じる小さいボディにAPS-Cセンサーが搭載され、そのセンサーに最適化された28mm F2.8レンズが採用されている
- ポケットに収まるボディサイズで、センサーサイズは違うがこの点でソニー サイバーショット RX100にも挑戦しているといえる
- コマンドダイヤルが採用されていて、モードによって絞りやシャッター速度など変更可能である
- 使い始めにNR(ノイズリダクション)をOffにし、Jpeg+Rawの設定に変更している
- F2.8でのマクロモードが楽しく、ISO1600~3200で撮影してもノイズリダクションなしでも良い感じで写るようだ
- センサーはどのような露出のシーンでも対応でき、露出の低いシーンももはやデジタル一眼レフの独壇場ではない
- COOLPIX Aは、あなたが求めるすべての要求に応えてくる
- コンパクト機にDXセンサーが搭載されている事自体大したもので、ローパスレスで実にシャープでディテール豊かな描画である
- 小さいレンズながらも鋭さのあるシャープで、滑らかな色調のグラデーション
- 7枚羽根虹彩絞りの採用していて、シャープを保ちながら美しいボケ味を実現している
- 3インチ背面液晶モニタは、明るい日光の下でも視認性が良い (輝度はレベル9まで調整可能)
- ダイヤルとスイッチ類は、快適に操作できるように設計されている
- 弱点は、AFの遅さとOVF/EVFが採用されていないことだ
- 撮影してみて画質において問題が生じたことは無かった
- このセンサーと最適化されたレンズの色味とシャープネスは、ライカ M9と28mm Elmaritに挑戦していると感じる程の品質である
- 火が出るほど速くないAFは、富士フイルム X100初代機(ファームウェアアップデート済み)と同じぐらいで、悪いというより驚くほど速くない印象
- 加えてマクロモードのAFは、通常モードの時より遅くなる
- 露出の低いシーンでは、ややAF速度は落ち、フォーカスをミスる時もあった (EVFが内蔵されて、超高速で正確なAFだったらどんなに飛び道具を備えたカメラになったことだろう)
- ISO3200まで常用可能
- このCOOLPIX Aを買いに行く前に28mmという焦点距離を楽しめるかどうか確認する必要がある
ざくっと抜き出してみるとこんな感じでしょうか。他にも富士フイルム X100Sやリコー GR (APS-C)と比較してみた思考も掲載されています。
AFの遅さ以外は、評価の高いレビューとなっていて、残るは28mmという焦点距離が自分に合っているかどうかの方がこのカメラを楽しむ為に重要(?)なポイントに感じたレビューでした個人的に。