DxOMarkが、ニコン AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II のスコアを公開
DxOMark が、ニコン AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR IIのレンズスコアとレビューを掲載しています。DxOMarkがテストしたこれまでのニコンマウントレンズの中で最高の解像度を実現しているレンズだと評価しています。
- ニコンは1977年以降200mm F2をラインアップし続けており、最高のパフォーマンスを発揮するレンズとして維持し続けるためにアップデートされ続けているレンズである
- F2.0と大口径なレンズはニコンにとって一番明るい望遠レンズである
- 2010年にアップデートされ、ナノクリスタルコートと4段分の効きのVR機構が搭載されている
- D800に装着してテストしているが、総合スコア " 39 " を叩き出している
- 解像度(Sharpness)は " 28P-Mpix " でこれまでDxOMarkがテストしてきたニッコールレンズの中で最高のスコアを叩き出している (Nikkor 85mm F1.4/85mm F1.8G/300mm F2.8G II や Sigma 35mm F1.4 よりも解像度において上回っている)
- 各項目を見ても、歪み(Distortion)は無視できるレベルだし、周辺減光( Vignetting )は軽度で、色収差(Chromatic Aberration)もほど良く制御されている
- 光透過率(Transmission)は、F2だけにかなり優秀
- 200mm f/2G と 300mm f/2.8G ED VR II と 400mm F2.8G ED VR を比べてみたのだが、3本とも優秀なスコアを叩き出しているのが分かる
- この3本は、実際使用して失望することはないだろう
- Nikon AF Micro-Nikkor 200mm f/4D ED-IF と比べてみると、200mm f/4Dは解像度(Sharpness)で差がついてしまう(…がマイクロニッコールの色収差の値は非常に低いのだ)
- あとキヤノン EF200mm f/2.0L IS USM はまだ測定できていない状況
- キヤノンの対抗レンズと比較できなったのは残念だが、200mm f/2Gは優れた光学性能であるのは明らかであり失望することのないレンズである
DxOMarkがテストしてきたニコンマウントレンズの中で現時点で、総合スコアは3位、解像度は1位となっています。価格はそれ相応で高額なレンズですが、このラインのレンズを使用するユーザーさんが満足する域に仕上がっているようです。