ニコンD610のセンサースコアは、D600と同じ結果に
DxOMark が、ニコン D610のセンサースコアとレビューを掲載しています。 やはりセンサーはD600とほぼ同じスコアで、D610の基本的な性能はすべてD600を引き継いでいると結論付けています。
- ニコンは、非常に人気のあるフルサイズ機 D600の後継機をわずか1年未満で市場投入してきた
- D610の総合スコアは " 94 " でこれまでDxOMarkが計測してきたセンサーの中でベスト3に入るスコアなのである (D600と同ポイント)
- D610の上位には、同社の3600万画素センサーを搭載したD800とD800Eがランクインしている
- そしてD610のスコアを見る限り、D600とほぼ同じ数値で、同じセンサーを採用している事を示唆しているのだ
- D610とD600のスコアを比べてみると多少のバラつきはあるが誤差の範囲で同じセンサーと描画エンジンを採用しているといえる
- ダスト/オイル問題が改善されているとすれば、D610は良い選択でお金を払う価値のあるカメラである ( ただし先日発表されたばかりのソニー α7は強敵で、厳しい競争を強いられることだろう )
- キヤノン EOS 6Dと比べてみると、ニコンセンサーは明らかに技術的に差を付けていて、露出が良好なシーンでダイナミックレンジと色深度はD610のスコアの方が良好なのだ
- 露出が低いシーンになると、さらに差が付くようである (ISO高感度耐性 D610 : 2925 ISO、6D : 2340 ISO )
- α99と比べてみると、ソニーはα99がD800や5D Mark IIIと競合するカメラと思っているかもしれないが、数値的にも画素数とセンサーの生い立ちを考えてみてもD610と競合するカメラといえるのではないだろうか
- 今回のテストではすべての項目でα99を上回ってるが、α99がSLT機であるということを考慮した方が良い
- D610がダスト/オイル問題を改善していると我々はコメントできないが、D600の基本性能をすべて引き継いだ機種で、高速連写が進化し静音撮影モードが新たに採用されている
ニコンD610は、高速連写が6コマ/秒に進化し、静音撮影モードが採用されましたが、噂ではダスト/オイル問題を改善した機種と言われています。なのでセンサースコアもD600と同じなのは当たり前と言えば当たり前という事でしょうか。
ニコンはD610の発表にあたって、ダスト/オイル問題改善に関して一切の言及はしていません。…というか、D600でこの問題がネットで取り出されても、リコール扱いせずにサービスセンサー対応の処置することを正式に発表した事もあり、今後もD610に関してダスト/オイル問題に対する正式コメントは出てこないと思われます。
この点に関してはメディアやユーザーの検証待ちになると思いますが、D610はD600の性能をそのまま引き継いでいるのでより信頼性が高くなった機種に感じます。