DxOMarkが、ニコン D5300 のセンサースコアを掲載
DxOMarkが、ニコン D5300のセンサースコアとレビューを掲載しています。総合スコアは " 83 " で、ニコン D3Sやペンタックス 645Dより上のスコアを叩き出していて、数値的にD5200と同じベースのセンサーであると評価しています。
- ニコン D5300は、1年前に発表されたD5200の後継機と同じ2400万画素センサーを搭載しているが、D5300が搭載しているセンサーはローパスレス仕様で明らかに進化している機種である
- ISO感度はISO100~12800(拡張でISO25600)まで対応していて、大き目の3.2型バリアングル液晶モニタを採用しているのだ
- 新たに39点AFを採用していて、D7000の測光システムを引き継いでいる
- ニコンのデジタル一眼レフとして初のWi-Fi&GPS内蔵機種である
- ニコン D5300の総合スコアは " 83 " で、良いパフォーマンスを実現しているが、ニコンのセンサーとして見れば当たり前のスコアなのだ
- DxOMarkの総合スコアランキングの12位に位置するスコアで、フルサイズ ニコン D3S と 中判 ペンタックス 645Dよりも順位が上なのだ (D3Sと645Dの総合スコアは共に" 82 ")
- D7100と総合スコアが同じである
- D5300は、優れた色深度、約14Evsもの広いダイナミックレンジ、ISO高感度耐性も1338ISOと非常に立派なスコアを叩き出しているのだ
- D5300とD5200のスコアを比べてみると、ローパスレスの有無の違いはあるが、非常に近い数値でベースが同じセンサーであることは予想できたことである
- キヤノン EOS X7i / ソニー α58と(総合スコアを)比べてみるとD5300は、EOS Kiss 7Xiに対して1+1/3段分、α58に対して2/3段分画質は進化しているといえる
- 色深度(Color Depth)はEOS Kiss 7Xiと比べて1+1/2段勝っているし、ISO高感度耐性においてもα58より1/2段分も優れていてこの差は大きいといえる
- この3機種のISO高感度耐性のスコアを見比べれば分かるが、EOS Kiss X7i と α58は似たようなスコアであるが、D5300はかなり進化したスコアを叩き出している事を示している
- ソニーやキヤノンの対抗機種とこのD5300を比べてみると、D5300は色深度、ダイナミックレンジ、ISO感度耐性において競争力ある優位性を維持している事が分かる
- 評価する以前にローパスレス仕様2400万画素センサーによる高解像度画像の恩恵も大きい
- 前機種D5200やより高価なD7100と比べてみた場合、D5300のセンサーパフォーマンスは同じレベルに達し、開発サイクル的にスペック的にも進化している
- 予算的に範囲内ならD5300は、非常に魅力的な機種である
総合スコアはD5300とD7100は同じ " 83 " で、数値的みればD5300はかなりお買い得な機種かもしれませんね。まあこの2機種のコンセプトや方向性は全然違うので求めるユーザーも異なってくると思いますから使い方や予算で決めてみるのもありなのかな~と感じるセンサースコアでした。