ホーム > カメラニュース 2014 > ニコン D600 ダスト問題 今度は中国で購入代金返還を含めた賠償請求が受理される

ニコン D600 ダスト問題 今度は中国で購入代金返還を含めた賠償請求が受理される

ニコン D600 ダスト/オイル問題は、米国での集団訴訟、中国での販売停止命令を受けて、ニコンは " D600 ダスト/オイル問題が解消されない場合、D600または同等製品と交換する " と対策に乗り出しましたが、今度は中国のD600ユーザーが購入代金返還などを含めた訴えを起こし受理されたとSankeiBizや日本経済新聞が伝えていて、今後中国各地で訴訟の動きが広がる可能性があると伝えています。

  • 中国上海市のニコン D600ユーザーが、ニコン側に賠償を求める訴えを上海市の裁判所に起こし受理される
  • 中国でD600 ダスト/オイル問題で訴訟になるは初めてのケースの模様
  • 「卓越した防塵性能を宣伝しておきながら問題が起きたのは虚偽の宣伝で消費者をだましたことになる」と主張し購入代金返還などを求めている
  • この訴訟は、中国各地で提訴の動きが広がる可能性がある

ニコンはどう対応していくのでしょうか。すでに無償交換対応の概要は発表され、具体的な対応発表待ちの段階でしたが、購入代金返還の訴訟の影響でまた対応が変わってくるのでしょうか。さらに対策費用がかさむことは回避できない展開のようです。

代金返還となると完全に現象ではなく不具合と認めた事になると思われますので、中国市場の問題だけでなく世界市場でも何かしらの対応を求められる可能性もあり、ニコンの舵取りがさらに難しくなってきた印象です。