ニコンが中期経営計画を発表 映像事業は量より質 新興国開拓と一貫したコスト削減へ
ニコンが中期経営計画を発表し、各メディアは " 医療機器事業で2000億のM&A " をスポットに当てて報道していますが、映像事業の計画をみてみると、基本技術が成熟化している現在大幅なシェア増加は望めず、新興国開拓、新たな切り口の新製品&マーケティングを軸に、開発から販売までのコストも削減する戦略のようです。
このニコンの中期計画は、オフィシャルサイトの投資家情報/経営情報からPDFファイルでダウンロード可能になっていますが、このファイルを見る限り新興国は中国市場がメインのようで、ニコンはさらに中国市場の依存度高めていく方向に感じます。
新機軸の新製品(カメラ)の必要性も認識していて、例えばキヤノン PowerShot N とか ソニーのレンズスタイルカメラ QXシリーズのようなユニークな新製品が登場してくる可能性も。そして以前ニコンがスマートフォン市場で新規事業に取り組む?なんて情報も登場し、実際に中国のスマートフォンにニコンの描画エンジン EXPEEDが採用される?なんて情報も登場した事もありました。このスマートフォンの本体画像も登場した事もあります。
そして開発から販売まで一貫したコスト削減となっていて、今後のラインアップや新製品のサイクルにどのくらい影響するのか色々想像してしまいます。