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ニコン D810A 開発者解説ムービーが登場 (日本語)

ニコン (NikonImagingJapan)が、D810A開発者 渡部剛氏が、D810Aの特徴と魅力を紹介する動画「開発者が語るD810A」をYou Tubeに公開しています。加えて海外で先行公開されていた D810 プロモーションムービー 2本もNikonImagingJapanチャンネル内で公開されています。

D810Aは、ニコン初の天体撮影専用 超高精細デジタル一眼レフカメラです。開発に携わった私自身、天体写真家の一人として思うところもあり、多くの天体撮影ファンの方に満足していただけるよう、専用機ならでは仕様、機能を盛り込みました。

D810Aは、Hα線に対応した光学フィルターを搭載しています。一般的なデジタル一眼レフカメラでは淡くしか写せない、Hα線の波長で光る星雲を、期待どおりに赤く写せます。Hα線の透過率は、D810の約4倍に拡大しました。

有効画素数3635万画素の高い解像力も大きな特長です。ニコンデジタル一眼レフカメラ中 最高の解像力を活かした天体写真が撮影できます。

さらに、D810Aは天体撮影時に便利な、独自の機能も搭載しています。「長時間露光マニュアルモード」は、天体撮影に欠かせない長時間露光に便利な露出モードです。 D810で露光できる最長の露光時間は30秒ですが、D810Aの「長時間露光マニュアルモード」は、4秒から900秒のシャッタースピードを設定できます。 設定秒時は実制御秒時なので、比較明合成に便利です。露光時間のコントロール、総露出時間の算出がとても楽になります。また、「長時間露光マニュアルモード」時には、ファインダー内水準器を赤く継続表示させることができます。星景写真にとても便利な機能です。

D810Aは、天体写真のクオリティーをかつてないレベルに高める、理想的なカメラです。ぜひD810Aで、天体写真の新たな表現にチャレンジしていただきたいと思います。

CP+ 2015 ニコン D810A

上記の画像はCP+ 2015 (1月12~15日開催)のニコンブースで展示されていたD810Aになります。海外では、このD810Aが天体撮影だけでなく一般的な写真撮影に使える?使えない?とちょっとした論争になっていたようで、Nikon Rumorsが、やはり一般的な撮影には向かないようだと掲載しています。フランスのリーク記事に日常撮影にも使用可能と掲載されたのが、事の発端のようです。

ちなみにニコン D810A オフィシャルからダウンロード可能の " D810A カタログ (PDFファイル) " にも「D810で赤外域に近い波長の多い光源下や、赤外域に近い波長の反射率が高い一般の被写体を撮影した場合は、実際より赤みがかった、撮影画像になり適切な色再現にならないため、一般被写体の撮影にはおすすめできません。」と注意書きされています。