惑星分光観測衛星「ひさき」望遠鏡部の主鏡をニコンが手掛けている模様
ニコンが、技術・研究開発 | お客様インタビュー ページで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所 助教 山﨑敦氏 インタビューを掲載していて、惑星分光観測衛星「ひさき」望遠鏡部の主鏡をニコンが手掛けている事を語っています。厳しい精度が求められ「望遠鏡の命」と言っても過言ではないそうです。
- 主鏡はニコン製作したもので、望遠鏡の要となる部品
- まさに「望遠鏡の命」と言っても過言ではない
- 極端紫外線を散乱させずに、観測に必要な光を効率よく集めるため、主鏡の表面を非常に滑らかな状態にしておく必要がある
- 「ひさき」に当てはめると、7.5ナノメートルほどの面精度が必要になるが、ニコンには0.5ナノメートルという、とても厳しい面精度を目標値として製作を依頼した
- 普通の企業だったら断られてしまうような話で、無理を承知でお願いした
- テストピースでさまざまな研磨方法を試してもらい、本番の主鏡は一発勝負で磨いてもらった
- 非常に高精度な主鏡が完成し、大変満足している
惑星分光観測衛星「ひさき」は、世界で初めて惑星専用の観測衛星として開発された宇宙望遠鏡で、地上から約1,000キロメートルの軌道上を周回しながら、惑星大気と磁気圏の謎に迫る観測を行う衛星とのこと。