ニコン 16-80mm f/2.8-4E は、価格が落ち着いてくれば価値ある標準ズームレンズ
ePHOTOzineが、ニコンのDX常用標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR のレビューとサンプル画像を掲載しています。最新技術テンコ盛りの標準ズームレンズで光学性能も上々であるが、この価格は正当化できず、価格が落ち着いてくれば価値ある標準ズームレンズになるだろうと評価しています。
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRの長所は…
- 16-80mm ズーム全域で非常に良好なシャープネスを実現
- フォーカシングが静か
- コンパクトな仕上がり
- 電磁絞りを採用している
- 非常にフレア耐性があり、強い光の中でもコントラスト維持している
- 優れた防汚性能でレンズ表面に汚れ(埃、水滴、油、泥)が付着しにくいフッ素コーティングを採用している
- レンズ内手振れ補正機構(VR)も効果的に機能する
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRの短所は…
- 歪曲が、16mm時 5.61%の樽型歪曲、80mm時 1.49%の糸巻型歪曲が出現しこの手のレンズとしては強めな歪曲で、補正が難しい時も出てくると思われる
- 価格が高額なところ
- 周辺減光はこの手の大口径ズームレンズとしては一般的であるが、開放時特定の条件下で強めに出る時がある
三ツ星半の評価を獲得していて、DXレンズ初のナノクリスタルコートやフッ素コート、電磁絞り機構、4段分の効果のレンズ内手振れ補正機構、EDレンズなど技術てんこ盛りの標準ズームレンズですが、とくに価格面が今回評価で足を引っ張っているレビューに感じます。
このレビューは、" 技術てんこ盛りだが価格は正当化できない " と総評しています。シャープネスは必要充分な感じで色収差もきっちり制御されているようですし、このレンズは " 機動力 " がコンセプトのひとつに感じられますから、個人的に描写力と機動力とのバランスも評価に入れても良いような気がします。