ホーム > カメラニュース 2015 > ニコンが、デジカメ事業マーケティング部門をシンガポールに集約へ

ニコンが、デジカメ事業マーケティング部門をシンガポールに集約へ

日刊工業新聞が、ニコンがデジカメ事業マーケティング部門を海外に集約すると伝えています。マーケティング部門をシンガポールに移管し、ダイバーシティー(多様性)の活性化、新たなブランドイメージの構築と競争力強化につなげる模様です。

  • ニコンは、これまで日本に置いていたデジタルカメラ事業のグローバルマーケティング機能を、シンガポールに移管・集約
  • デジカメ事業はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及などで市場環境が激変
  • マーケティング部門を海外に置くことでダイバーシティー(多様性)の活性化を進め、新たなブランドイメージの構築と競争力強化につなげる

すでに1日付で販売会社、ニコンシンガポール内に「グローバルマーケティング戦略部」を設置済みで、メディアプランニングや市場調査、広告制作といったブランド戦略を担うそうです。

ちなみにニコンは8月6日に " 2016年3月期第1四半期決算短信/決算関係データ " を公開していて、2016年3月期の連結経常利益が前期比20%減の370億円になるものの、予想と比べて40億円増える見通しで、中高級品のレンズ交換式デジタルカメラの売り上げが想定を上回っているそうです。※日本経済新聞が分かり易く伝えています。

欧州・中国市場の減少に歯止めがかかってきたようで、今回のマーケティング部門の移管・集約も世界市場を見据えた動きのようです。