ホーム > カメラニュース 2015 > ニコン 500mm f/4E FL ED VR は、価格だけの事はある高性能超望遠レンズ

ニコン 500mm f/4E FL ED VR は、価格だけの事はある高性能超望遠レンズ

ePHOTOzineが、ニコンの蛍石レンズ2枚を採用し大幅な軽量化と高い光学性能を実現した、新世代の高性能超望遠レンズ AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR のレビューとサンプル画像を掲載しています。高額なレンズであるが、それ相応の光学性能&ハンドリングを実現していると評価しています。

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRの長所は…

  • 造りが素晴らしい
  • 500mmレンズとして軽量に仕上がっている
  • 卓越したシャープネスを実現
  • 超高速AF
  • 非常に低いレベルに制御された色収差
  • 非常に低いレベルに制御された歪曲
  • 効果的なVR(手振れ補正)システム
  • 防滴性能
  • ボタンのカスタマイズ性
  • トランクケース CT-505
  • 汚れが付着しにくく付着しても簡単に拭き取れるフッ素コート採用

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRの短所は…

  • 高額 (しかしそれ相応の光学性能を手に入れる事ができる)

4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。選出理由に切れ味抜群の解像度に、超高速AF、優れたハンドリングを実現しているところを挙げています。

この手のレンズとしては軽量(3090gで先代よりも790g軽量)に仕上がりハンドリングが良好で、AFも高速、ボタン類も4つ採用され、蛍石レンズ、EDレンズ、ナノクリスタルコートを採用する事によって色収差・ゴーストを制御し、汚れに強いフッ素コートも採用し、最高級のプロレンズに仕上がっている模様です。

手振れ補正は4段分の効果で1/30秒ぐらいまで手持ち撮影が可能だったそうです。ちなみにこの手振れ補正(VR)機構は、スポーツシーンに最適化された " Sports モード " も搭載されています。

周辺減光もこの手のレンズとして良く制御されていて、F4時に2.2段分 周辺が暗くなるようですが、F8まで絞ると全域均一になるとのこと。歪曲はわずか0.6%の糸巻型歪曲でかなり制御されていて、普段撮影する分には気が付かないレベルで、水平・垂直を意識させるシーンでも均一な歪曲なので画像編集ソフトで簡単に補正可能だそうです。

ナノクリスタルコートの恩恵でフレア耐性も高く、レンズフードも素晴らしい仕事をしてくれると評価しています。