DxOMarkが、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR レンズスコアを公開
DxOMarkが、ニコンのFX対応大口径標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR のレビューとセンサースコアを掲載しています。使用機種はニコン D810で、一般的に評価が高いレンズですが、スコア的に予想を下回る結果になったようです。基本的に先代レンズと大きな差はないようです。
- 総合スコア : 28ポイント
- シャープネス/解像度 : 19P-Mpix
- 透過率 : 3.1TStop
- 歪曲 : 0.6%
- 周辺減光 : -1.5EV
- 色収差 : 30μm
総合スコアは " 28ポイント " で先代24-70mm f/2.8Gと比べて1ポイントしか差はありませんが、各項目を見て行くとシャープネスに差があるようで、今回比較したレンズの中で最低値となっています。歪曲も他の３本と比べてわずかに差があるようですが、周辺減光と色収差は同等の光学性能とのこと。色収差に関しては、先代24-70mm F2.8Gより若干改善していてるようです。
基本的に 24-70mm f/2.8E ED VR は、スコア的に先代24-70mm f2.8Gとほぼ同じ光学性能ですが、やはりシャープネスが低く、24mm時 中央部分はF2.8〜F11まで非常にシャープですが、周辺部分が同じレベルのシャープネスを実現しておらず、この差がスコア的に出ているようです。逆にポートレートでは良い方向に働きそうな印象です。
総合スコアでタムロン SP24-70mm F2.8 Di VC の31ポイントには及ばない結果となっています。DxOMarkは今回かなりシャープネスの差を注目していて、どのレンズと比較してもシャープネスの差を指摘しているレビューな印象です。結論のページのタイトルが " 期待はずれのDxOMarkスコア " となっていますが、人気レンズにレンズ内手振れ補正機構が採用された点は歓迎しています。あとレンズのサイズと重さも指摘しています。