ニコン D500 触ってきました
ニコンのDXフラッグシップ機 Nikon D500が、ニコンプラザで先行展示が開始されたので早速タッチ&トライに行ってきました。ボディの仕上がりも良く光学ファインダーで構図を決めてシャッターを切る喜びを感じさせてくれるデジタル一眼レフに感じます。多くのユーザーさんは気にならないと思いますが、ミラーレス機を愛用している自分にとって気になるポイントも。
現時点てニコンプラザに1台展示されているのみで、1人5分くらいの制限付き、発売前なので画像の持ち帰り不可となっており、レンズはD500のキットレンズ AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR が装着されていました。
手にした感じはあまり重く感じない印象です。D500と16-80mmの前後バランスが取れているのでフロントヘヴィー感はないかも。あとグリップはD750と比べると浅いですが、持ち難いと感じませんでした。むしろ持ち易い印象。ショールームで10g軽量なD750と持ち比べてみると、D500の方が軽く感じる印象。ちなみにD750の方が重いレンズが装着されていましたが、それを差し引いてもそう感じます。対応してくれたスタッフさんもD500の方が軽く感じるとのこと。
高速連写はEOS 7D Mark IIと同等の10コマ/秒を実現し「これで 7D に勝ったぜ!」とタッチ&トライしている熱心な先輩ニコンユーザーさん達もいらっしゃいました。実際ファインダーを覗いてシャッターを切る感覚も良くて久々のDXフラッグシップ機を感じさせてくれます。DXフラッグシップ機を待ち望んでいた方にとって満足のいく機種に仕上がっている印象です。
実際の画質や動体性能、高速連写性能は発売されないと分からないし、今後多くの絶賛レビュー記事が数多く登場すると思いますから少し気になった点を書こうかと。多くのユーザーさんは、光学ファインダーで静止画中心に撮影されると思われるので問題ないポイントかもしれません。
D500の背面モニタはチルト式タッチパネルを採用しています。可動領域がD750と比べると必要最低限しか稼働しない印象です。やはりDXフラッグシップだけにあらゆるシーンを想定して、堅牢性を優先したそうです。それとタッチパネルが採用されていますが、タッチAF/タッチフォーカス、画像の拡大縮小、画像送り(スワイプ)ぐらいしか対応しておらず、メニュー周り・設定等は一切タッチパネルに対応していない模様。実に勿体ない気がします。
あと今回は4K 30pに対応しEOS 7D Mark IIと比べてマルチメディアに強い機種に仕上がっている印象を強く感じますが、静止画と動画の切り替えに段階が多すぎる気が。これまでのニコン機同様に LVセレクターレバー → LVボタン → 録画ボタン 3つ行程を経て動画撮影が開始されるのって毎回この手順をふむと思うとちょっとストレスに感じる気が…^^; 確かにミラーレス機のEVFと背面モニタと、デジタル一眼レフの光学ファインダーと背面モニタの関係性が違うのは確かですが、動画が売りでもあるカメラならもう少しスムーズに切り替えて使えたらもっと魅力的なカメラになるのにと感じてしまいました。
スタッフさんに聞いてみたところD5/D500の体験イベントの予定はなく、CP+ 2016がそれに取って代わる感じです。CP+ではかなり行列ができると予想されますので、ニコンプラザに行ける環境の方は間違いなくニコンプラザでタッチ&トライする事をお勧めします。