ニコン 100周年記念 タイムラプスムービー Nikon in Space 公開
ニコン(Nikon Europe)が、宇宙から地球を撮影した100周年記念 タイムラプスムービー「Nikon in Space」をYou Tubeに公開しました。
ニコンの宇宙における歴史は " ニコン フォトミック FTN " で始まり、1971年にアポロ 15号に改良されたニコン フォトミック FTNが搭載され現在もニコン機は使用され続けています。
1971(昭和46)年1月、ニコンはNASA(アメリカ航空宇宙局)からの依頼に応えてある契約を結んだ。それは、その年の7月に打ち上げが予定されていた、月面着陸・探査を目的とするアポロ15号から、翌年打ち上げ予定のアポロ17号までに搭載する記録用カメラの供給に関するものであった。開発のベースには、1968年に発売されていた「ニコンフォトミックFTN」が選ばれた。
宇宙という極限の環境でも確実にカメラが機能するように要求されたNASAの仕様。それは、潤滑油などの使用材料をNASA指定の特殊なものとすることや、高い耐衝撃性などであった。さらに、外装は太陽光線の反射によるトラブルを起こさないよう黒のツヤ消しとされた。装着レンズは55mm F1.2で、このレンズも黒くツヤ消し塗装が施された。そして6月にはすべての要求を満たした9台のカメラをNASAに納入。この製品は翌月に打ち上げられたアポロ15号とともに月へ向かった。NASA仕様の「ニコンフォトミックFTN」は、その後、宇宙飛行士3名が長期間にわたって居住可能な宇宙実験室、スカイラブにも特殊カメラシステムとして採用された。目的は、地球のオゾン層やオーロラを撮影することであった。※ニコン 100周年記念サイトより
今後日本語版が公開されるかもしれません。あとニコンに詳しい方から聞いた話ですが、すでにニコン D5がNASAに納入されて、国際宇宙ステーションで試験運用されているそうです。