ニコン D850 ダイナミックレンジ・チャートが登場
Photons to Photosが、ダイナミックレンジ・チャートのデータベースに発表されたばかりのニコン D850のデータを追加し他機種と比較可能となっています。850は前機種D810と同じ傾向のダイナミックレンジを実現している模様です。
D810は約3600万画素CMOSセンサーを搭載し、D850は約4600万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、画素数の違いや、裏面照射型の有無の差はありますが、Photons to Photosのチャートでは大きな差は無く、傾向も同じである事が確認できます。
ソニー α7R IIと比べて見ると、α7R IIの方がダイナミックレンジが優秀であるものの、D850は大きな差は付けられる事無く隣接している印象です。D850と比べるとα7R IIのダイナミックレンジ・チャートは、ISO100とISO636時に跳ね上がっています。どちらかというとD850とα7Sのダイナミックレンジの方が動きは近いのかもしれません。
キヤノンの約5000万画素センサー搭載 EOS 5Ds Rと比べてみると、やはりこの世代のキヤノンセンサーは低感度時のダイナミックレンジが低い事が確認できます。ISO800あたりからほぼ同等のダイナミックレンジになる印象です。現時点でキヤノン EOS 5Ds / 5Ds R 後継機は、2018年の登場が期待されているので、どのような新型高画素センサーを搭載してくるのか注目です。
富士フイルムの中判ミラーレス機 GFX 50Sと比べるとさすがにフルサイズセンサーと中判センサーの差を感じる結果に。特にGFX 50SのISO1600~12800あたりが全然下降せずにダイナミックレンジを保っているところに圧倒されます。
DxOMarkよりもデータ反映が早いので、このところPhotons to Photosのダイナミックレンジ・チャートを取り上げるWebサイトが増えつつあります。