ニコン ボディ内手ブレ補正機構を開発中とコメント 1億画素センサーフルサイズ機は可能
Mirrorless Rumorsが、Focus Numerique(フランス語サイト)が掲載したCP+ 2018 ニコン インタビュー記事のキーポイントをリストアップしています。
イノベーションの欠如
- 我々は、新しいテクノロジーを最初に発表する立場にいる訳ではない
- 当社の技術が信頼のおけるものであり顧客に価値をもたらすという事が重要
- 例えば、ナノクリスタルコート、PF(位相フレネル)レンズ、レンズ内手ブレ補正機構などの技術は、顧客とのやり取りを通じて開発に反映している
ボディ内手ブレ補正機構
- ニコンは、現在レンズ内手ブレ補正機構のみを採用している
- ボディ内手ブレ補正機構の問題の1つは、センサーが像面上にきっちり位置せず、画像精度が落ちる可能性がある
- 説明したように、信頼性と有用性が確立しない内に新技術を展開する事はない
- 現在この技術は開発中なので採用するまでしばしお持ちを
1億画素フルサイズセンサーと回折問題
- それは可能だと思う!
- 回折は物理法則によって支配され、この現象は光学技術だけでは除去する事はできない
- この点に関しては、数値補正が効果的と考えている
- ニコンにとって非常に重要な事は、デジタル補正は光学的に回避できない現象のみ緩和する事である ※かなり簡単に意訳しています
フルサイズミラーレス機の可能性
- ニコンは、60年前にFマウントを発売し、(NIKKORレンズ)累計生産本数1億本を達成した
- Fマウントレンズを使用している顧客は相当数にのぼる
- 顧客の事を考えてください
- ニコンレンズ愛用者は、当社にとってかなり大切な存在なのです
- とにかく、この質問にはっきりしたお答えはできかねます
フルサイズミラーレス機の質問だけは、かなり歯切れが悪い印象で、Mirrorless Rumorsは " ニコンは、戦略的にミラーレスというカードを隠し持っている " と見ている模様。CP+ 2018に向けてニコンは新製品発表を行わず現在に至りますが、依然フルサイズミラーレス機の発表は期待されています。開発中のボディ内手ブレ補正機構を最初に採用するカメラは、デジタル一眼レフなのでしょうか、それともミラーレスなのでしょうか。