ニコンZマウントは、APS-Cレンズを提供するにはマウント径が少し大き過ぎる
Lesnumeriquesが、フォトキナ 2018 シグマ・インタビュー記事を掲載しました。その中でニコン Zマウントに関する興味深い話をしています。
フランス語サイトでGoogle翻訳の助けを借りて英語と日本語に変換して見ているのですが、Lマウントがソニー Eマウントとニコン Zマウントの間のマウント径である事に関した質問の中でシグマ 大曽根康裕氏が…
- マウント径は重要になってくる
- 例えばニコンのZマウントは、(フルサイズより)小型のAPS-Cセンサーに対応したレンズ(光学系)を提供するには少し大き過ぎると考えている
- キヤノンとは違い、ニコンは(Zマウントとは)別のAPS-Cマウントは提供しない可能性が高い
…とコメントしています。
ニコン Zマウント (マウント径 55mm / フランジバック 16mm)は、APS-Cを想定していないフルサイズ専用マウントなのかどうか気になるところ。キヤノンのRFマウント径はEFマウントと同じ " 54mm " で、将来的にEF-Mマウントを止めてAPS-CもRFマウントに移行するのではないか?という憶測があります。
ニコンFマウントはFX/DX機を提供していますが、Zマウントはどのような製品構成になっていくのでしょうか。
ちなみにアスキーが掲載しているフォトキナ 2018 パナソニック インタビュー記事では…
- 内径の大きなマウントやショートフランジバックは、広角レンズの性能が高めやすく、設計の自由度が高くなります。
- マウント径は大きければいいというわけでもないし、フランジバックは短ければいいというわけでもなく、最適なバランスがあります。
- LマウントはAPS-Cセンサーも入るし、フルサイズでも性能を最大限に出せる、ベストならバランスを考えた結果のマウントだと認識しています。
…と各社色々な考えがある事が伺えます。