ニコン「Fマウント カメラ&レンズ開発は継続」「Zシリーズ追尾性能はD5と同レベルに」
Imaging Resourceが、CP+2019 ニコン インタビュー記事を掲載しました。長いインタビュー記事で個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみようと思います。
Fマウント カメラ&レンズ
- 非常に強力なZマウントレンズ・ラインアップを構築したいので、Zマウントにリソースを費やしている
- そうは言っても一眼レフ用レンズは、特にD850/D750ユーザーからコンスタントに根強い需要がある
- 我々は非常に強力な顧客基盤を築いており、一眼レフ用レンズシリーズは、プロだけでなく愛好家にも非常に好評を博している
- なので市場の動向を注視しながら " Fマウント機とレンズ群 " も注力していきたいと思っている
- リソースの配分を最適化していく
Zシリーズに注力しつつもFマウント カメラ&レンズの開発は引き続き行っていく模様。FX機に関してはしかるべき時に登場しそうな感じですが、DX機のラインアップが整理させるのかどうか気になるところです。
検討中のZマウントレンズ群
- 超望遠レンズ 400mm f/2.8 ※プロ仕様
- 超望遠レンズ 600mm f/4.0 ※プロ仕様
- さらに市場を調査する必要あり
「400mm f/2.8」「600mm f/4.0」「フィッシュアイレンズ」「ティルトシフトレンズ」などのレンズ群の可能性に関する話で、ニコンは出来るだけ早くZマウントレンズを拡充しようと考えており、やはりFTZアダプターは現在Zマウントレンズラインアップが欠けているところを補うモノである考えのようです。新レンズを投入する順番は、新型機を発売するタイミングや、どのような機能をエンドユーザーに提供できるかで左右する模様。
ZシリーズのAF性能
- 現行D5が実現しているトラッキング性能(追尾性能)に追い付こうと、開発の真っ最中である
- 技術的に " ハードウェア " と " ソフトウェア " 双方からのアプローチにより近い将来、実現できると考えている
- しかしデジタル一眼レフとミラーレス機の決定的な違いは " ファインダー (光学ファインダー / EVF) " であり、EVFは遅延があるため根本的な違いが生じてしまう
EVFはタイムラグがあり、スポ―ツ写真などD5で一瞬のシーンを撮り切るようなプロの現場では、わずかな遅れは許されない事を説明しながらも、一般的な用途で個人的に感じた事はないけどね(笑)とコメントしImaging Resourceもそれに同意しています。