ニコン Z 14-30mm f/4 S は、光学性能と使い勝手に説得力がある超広角ズームレンズ
Amateur Photographerが、ニコン 小型軽量 超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-30mm f/4 S レビュー記事を掲載しました。「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」は、このサイズで素晴らしい光学性能を実現しているレンズであると評価しています。
画質
- 最もシャープなズーム領域はワイド端 (14mm中央部)
- F5.6~F8ぐらいにまで絞り込むと周辺部のシャープネスが改善される
- さらに厳密に言うとF5.6が、良い落しどころである
- 30mmのシャープネスは言うほど酷くはないが、開放で使用した場合シャープネス低下を感じる事があるので、開放で撮る事を必要がないのであればF5.6まで絞った方が良い
- 樽型歪曲と糸巻型歪曲は、レンズ補正プロファイルによって充分制御されている
- 光源に向けて撮影してみたが、色収差は上手く制御している事が分かった
- F4開放時は周辺減光があるが、画像編集ソフトで補正可能
解像度 (MTFテスト)
- MTFテストの結果は、超広角ズームレンズとして立派なパフォーマンスを発揮している事を示している
- 20mmを超えるとシャープネスが低下していくので、30mmを使用する時は1~2段ぐらい絞る事をお勧めする
- F8まで絞ると周辺部のシャープネスも向上する
周辺減光
- 周辺減光はズーム全域で発生するが、14mm時が一番顕著になる
- F4~F5.6そしてF8まで絞り込むと周辺減光は一気に改善される
歪曲
- RAWファイルに自動的に埋め込まれるレンズ補正プロファイルのおかげで、歪みの無い画像を得る事が可能である
結論
- F2.8ではなくF4レンズを選ぶ利点は、小型軽量で持ち運びし易い事にある
- 「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」はその素晴らしい実例であり、レンズサイズはZシリーズカメラにピッタリである
- レンズフードは取り外し可能で、特別で高価なフィルターシステムを購入する事なく、安価なフィルター類をより簡単に装着可能
- 「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」の購入を見送り、レンズロードマップ上 来年予定している「14-24mm f/2.8」の登場を待っているユーザーがいるかもしれないが、それでも待つことが出来ず、Fマウントレンズ「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 」よりも小型軽量でより広角なレンズが欲しい場合は、このレンズはかなり説得力のあるレンズとなり得る
- 全体的にこのサイズで素晴らしい光学性能を実現しているレンズと言える
4.5星を獲得し " お勧めレンズ " に選出しています。国内で4月19日に発売されたばかりですが、すでにSNSに購入者によるインプレッションやサンプル画像が登場しつつあり、概ね高評価の模様。今後 様々なメディアや写真家そしてユーザーによるレビュー記事やサンプル画像が登場してくるのではないでしょうか。