ニコン NIKKOR Z 85mm f/1.8 S あらゆる面で素晴らしい大口径中望遠単焦点レンズ
ePHOTOzineが、ニコン 大口径中望遠単焦点レンズ NIKKOR Z 85mm f/1.8 S レビューとサンプル画像を掲載しました。「Z 85mm f/1.8 S」は、シャープネス・ボケ味・色収差・フレア耐性・使い勝手などなど、あらゆる面で素晴らしいレンズに仕上がっていると高い評価をしています。
NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sの長所
- 卓越したシャープネス
- 実質的に色収差(CA)はゼロ
- 素晴らしいフレア耐性
- 防塵・防滴に配慮した設計
- 素晴らしいハンドリング
- 品質の高い造り
- カスタム可能なクリックレス コントロールリング
- 小型軽量
NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sの短所
- ハイエンド・レンズだけに価格が高い
5つ星満点を獲得し " エディターズ・チョイス " に選出しています。「Z 85mm f/1.8 S」は、あらゆる面で素晴らしい85mmレンズに仕上がっていると選出理由を挙げています。
評価・結論
- 卓越したパフォーマンス、卓越したハンドリング、小型軽量などなどかなり気に入ったポイントがあるレンズで、実際に非常に望ましいレンズに仕上がっている事が分かる
- F1.4レンズほど高額ではないが、この手のレンズ(F1.8単焦点)としては上限に近い価格設定であり、小型軽量で最高レベルの品質を実現している
- 「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」に続きZレンズ2本目のエディターズ・チョイスとなる
MTFチャートを掲載し、中央部・周辺部ともにF1.8~F8まで卓越したシャープネスを実現しているとのこと。F11~F16にかけても中央部・周辺部は均一した値で、F値全域に渡り見事なカリカリ描写を実現していると解説しています。
色収差(CA)チャートも掲載し、カメラ内補正オフでも中央部の色収差は事実上ゼロと言って良いレベルで、周辺部もF値全域で問題になるレベルではないと高評価。F16周辺部が一番色収差が出ていますが、0.5px未満です。
歪曲は、+0.27% 樽型歪曲が存在しますが、非常に低い値で建物撮りなど直線が必要なシーンなどにも適しているレンズであると解説。(一般的に)シャープネスが高いレンズはボケ味が落ちる傾向があるが、ニッコールレンズはそのような事に陥る事はなく、ボケ味は滑らかで非常に美しいグラデーションを実現していると評価しています。
フレア耐性も高く、逆光時 光源を構図に入れてもコントラストは少しだけしか低下しない模様。周辺減光は、F1.8 -1.7stop、F2 -1.6stop、それ以降は-1.4stopでポートレートに最適であると判断しています。
全体的にこのジャンルのトップクラスの見事なパフォーマンスを発揮しているとテスト撮影時の評価も掲載ししています。