ニコンが「D6」と「Zレンズ2本」を発表
ニコンが、デジタル一眼レフ FX フラッグシップ機「D6」とZマウントレンズ「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」と「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」を正式発表しました。
ついにニコン「D6」が発表されました。キャッチコピーは「瞬間を制する力。」となっています。ニコン史上最強を謳い、高密度配置の全点クロスタイプセンサー105点AFシステム、通信機能の強化、2082万画素センサーとEXPEED 6の組み合わせによる描画性能などをアピールしています。「D5」と同様にマグネシウム合金ボディを採用した防塵防滴仕様とのこと。オートホワイトバランスも向上し人物の肌の色味も色被りなく一段とクリアーに再現しているそうです。
高速連写は14コマ/秒、連続撮影枚数200枚。光学ファインダーは視野率100% 0.72倍で、高速連写時でも動く被写体を追い続けやすい安定したファインダー像を実現。常用ISO感度は、ISO100~102400で、拡張感度は ISO50~ISO3280000。背面モニタは、3.2型 236万ドット タッチパネルを採用し、バッテリ―ライフは、3580コマ、連続撮影モード 8670コマ、動画 105分とのこと。もちろんカードスロットは、CFexpress/XQD ダブルカードスロット。書き切れないぐらい機能がテンコ盛りのフラッグシップ機となっています。
発売日・価格
- 発売時期 … 2020年3月予定
- 価格 … オープンプライス
- 国内予約受付開始 … 2月14日10時
新型肺炎の影響で発売延期や供給が遅れる可能性がある事も告知しているので、購入を考えているユーザーさんは、きっちり予約をしておいた方が良いのかもしれません。
基本スペック
- 焦点距離 : 20mm
- 最大口径比 : 1:1.8
- レンズ構成 : 11群14枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり)
- 画角 : FX 94° DX 70°
- ピント合わせ : マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式
- 最短撮影距離 : 撮像面から0.2m
- 最大撮影倍率 : 0.19倍
- 絞り羽根枚数 : 9枚(円形絞り)
- 絞り方式 : 電磁絞りによる自動絞り
- 最大絞り : f/1.8
- 最小絞り : f/16
- フィルターサイズ : 77mm
- サイズ : 84.5mm×108.5mm
- 質量 : 505g
現行Zマウント 単焦点レンズの中で一番広角なS-Lineレンズとなり、広角レンズに有利なZマウントのショートフランジバックを活かして仕上げた大口径超広角単焦点レンズとのこと。光学性能的に解像力の高さ挙げ、マルチフォーカス方式を採用する事でAF速度・精度だけでなく軸上色収差の抑制に威力を発揮すると掲載しています。絞り開放からサジタルコマフレアを高いレベルで効果的に抑制し、画像の周辺部まで点光源を点として再現している事を挙げ " 星景撮影 " にも最適である事もアピールしています。
発売日・希望小売価格
- 発売時期 … 2020年3月発売予定
- 希望小売価格 … 156,530円(税込)
- 予約販売受付 … 2月14日10時
こちらも2月14日から予約受付開始しますが、新型肺炎の影響で発売延期や供給が遅れる可能性を示唆。超広角でも周辺部でも歪みが少ないレンズで、シビアな光学性能を求めるZユーザーさんは注目しているのではないでしょうか。
Zレンズ最初の高倍率ズームレンズの登場で " トラベルレンズの新スタンダード " と銘打っています。8.3倍光学ズームレンズで手ブレ補正効果は5.0段分、質量570gの小型軽量 高倍率ズームレンズである事をアピール。小型化と描画性能を両立すべくED非球面レンズ1枚、EDレンズ、非球面レンズ各2枚を採用しています。防塵防滴仕様で、レンズ前面には防汚性能が高いフッ素コートを施しているので、まさに旅行に打って付けの高倍率ズームレンズに仕上がっている模様です。
発売日・希望小売価格
- 発売時期 … 2020年4月発売予定
- 希望小売価格 … 139,480円(税込)
- 予約販売受付 … 2月14日10時
今回の製品発表と連動して「CP+2020 出展情報」を更新し、ニコンブースの詳細が掲載されました。あとは新型肺炎の感染が叫ばれる中、CP+が開催されるのどうか注目です。