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ニコン 2021年に向けた製品展開に自信あり より完璧でエキサイティングな製品群

dpreviewが、3人のマネージャーに取材したニコン・インタビュー記事を掲載しました。10月14日に「Z 6II」と「Z 7II」の正式発表を控えるニコンは、2021年に向けてどのようなロードマップを計画しているのでしょうか。

いつものようにボリューム満点のインタビュー記事となっていますが、「Z 6II」と「Z 7II」発表直前のインタビューだけに核心部分は語っておらず、興味深いポイントのみを再構成し、かなりざっくりピックアップしてみました。※後半のレンズ関連のインタビューは、ほとんど省きました。

次章は、我々にとって非常にエキサイティングなものとなる

まず最初に第1世代にあたる「Z 6」と「Z 7」は、多くのフィードバックを受けファームウェアアップデートで強化し続けているが、ファームウェアアップデートにおける改善は限定的である事を語り2世代目にあたる「Z 6II」と「Z 7II」を10月14日に発表する必要性を示唆。

プロフェッショナルからフィードバックを得る事によって卓越し信頼性が高く使い易いツールとしてニコン品質を示すボディに仕上がっていると語っています。「次章は、レンズラインアップが拡充してきた事もあり、我々にとって非常にエキサイティングなものとなる。」「我々は、市場と顧客の様々な(要望に)耳を傾けてきた。」と自信をのぞかせる発言も。

編集後記では、「Z 6II」と「Z 7II」にデュアルカードスロット (CFExpress/XQD と SDカード)が採用されると推測。

Zシリーズフラッグシップ機は、最も革新的な機種となる

Zシリーズ フラッグシップ機の登場にあと何年くらい掛かるのか?という質問に対して、将来的な製品計画の詳細は明らかにする事は出来ないとしながらも、「ニコンのようなカメラメーカーにとって、フラッグシップ機は極めて重要なステートメントであり、最新で最も革新的な技術を開発したモデルになる。」と語っています。

記事の最後の方で具体的な「Z 8」と「Z 9」の質問に対しては、「Zマウントは拡充している最中で成長の過程である。」「我々は、プロフェッショナルを含めユーザーの期待に応える製品を検討しているが、今後予定している特定に製品群の開発についてこれ以上コメントする事はできない。」とコメント。

先日「Z 9」の噂が登場したばかりですが、2021年に登場する事になるのでしょうか。

より完成度の高いシステムを構築するべくZレンズラインアップと同様にエキサイティングな製品群を追加し継続していく事が楽しみである

2021年の展望を聞かれ「2021年に向けてワクワクしている。」とコメント。" what it will bring " と表現している事からすでに予定されているロードマップに自信がある事が伺えます。「Zマウントシステムを強力なプラットフォームにすべく尽力しており、より完成度の高いシステムを構築するべくZレンズラインアップと同様にエキサイティングな製品群を追加し継続していく事が楽しみである。」と語っているので2021年のニコンに目が離せません。

あと本格的なミラーレス市場への参入が遅れた事と、Zシステムの光学性能と設計におけるアドバンテージを訴求する難しさもコメント。(市場は動画ニーズが高まっており、)やはりニコンも写真と動画のニーズを満たすカメラを展開していく事が伺えるコメントも確認できます。Zレンズロードマップも予定通り2021年までに24本のレンズを計画している模様。

さらなるDXレンズを計画中

市場のニーズを見定め対応していく方向性で「より多くのDXレンズの需要がある事は認識している。」とコメント。「レンズラインアップ戦略は常に進化しており、我々はさらなるDXレンズ群を計画している。」と語り、今後さらにDXレンズが増える可能性を示唆。ただしZレンズロードマップ上で予定している薄型単焦点FXレンズ「28mm」と「40mm」は、DXユーザーも念頭において開発している事も明らかに。あと今後のZマウント APS-C戦略に対する質問に対して「市場を注視し、コンシューマーのニーズあった製品を提供していく。」発言に留まっています。