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ニコン「Z9」が予定している強化ファームウェアアップデートのおさらい 8K60pはいつ?

ニコンは「Z 9」発表時に強化ファームウェアアップデートを予定している事を明らかにしており、強化ファームウェアアップデートの内容をピックアップしてみました。あと雑談も少しだけ。

ユーザーの動画制作ニーズに応え続けるため、今後のファームウェアアップデートで、8Kを超えるオーバー8K /60pを含む12bit RAW動画のカメラ内記録機能の搭載、動画撮影における操作性や機能向上に対応予定です。※プレスリリースより

「Z 9」予定している機能強化ファームウェアアップデート ※2021年10月28日時点

  • 8K UHD/60p(12bit)のRAW動画の内部記録
  • 動画Mモードでの低速シャッタースピード設定
  • 動画MモードでのISO感度1/6EV設定
  • 動画情報一覧表示 ウェーブフォームモニター表示
  • 動画撮影中の赤枠表示 動画撮影中の拡大表示倍率の切り換え

動画性能を向上させるファームウェアアップデートとなっています。現時点で「Z 9」は8K30pに対応していますが、いつ " 8K60p " に対応するのか注目が集まるのではないでしょうか。CP+2022あたりなのか春先のNAB2022なのか、もっと先の話なのか…気になるところ。

多くのユーザーにとって " 8K " はまだ必要ないと思いますが、一部のクリエイターや映像作家などにとって新しい世界を導く世界かもしれないし、今後マーケティング的に新型カメラに " 8K " に対応しているのかどうか重要になってくるかもしれません。キヤノンの動画志向の「EOS R5c (仮名)」が噂されていますが、今のところ「Z 9」が真っ先に8K60pに対応しそうな展開に。

 

これ以降はデジカメライフ雑談になります。

シネ・ニッコールの復活はあるのか?

ニコンミュージアムが企画展「ニコンF2誕生50周年と知られざるシネ・ニッコール」を2021年8月31日~2022年2月26日まで開催中。「ニコンF2」は50周年でしかも「FM2」にインスパイアされたミラーレス機「Z fc」も発売されたので「F2」展を企画するのはタイミング的にばっちりと思いますが、なぜ同時期に「シネ・ニッコール / Cine NIKKOR」の企画を行うのか少し不思議に感じてたんです。しかも「Z 7」に「CINE-ZOOM-NIKKOR 1:2.2 f=12~120mm」の組み合わせで撮影した映像も上映している模様。

今回発表されたZマウント フラッグシップ機「Z 9」はプレスリリースで「映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します」と語っている通り静止画だけでなく動画性能をかなり高めてきた機種に仕上がっています。なのでニコンは将来的に「シネ・ニッコール」を復活させる計画があるのでは?と思う事も。

注目が高い FTZ II と 望遠Fレンズ

Zレンズラインアップ上まだまだ望遠レンズは足りない状態で「Z 9」と同時に「マウントアダプター FTZ II」が発表されました。Twitterでニコン「Z 9」にFTZ II 経由で望遠Fレンズを装着した高解像画像をピックアップしたら思った以上の反響があってビックリ。この姿は何気に違和感ありませんよね~。