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ニコンが、超小型マシンビジョンカメラ「LuFact」を発表しました

ニコンが、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社の「CR2プロジェクト」に参画し超小型マシンビジョンカメラ「LuFact」を開発。カメラヘッド「LuFact AH020-MR」とI/F変換ユニット「LuFact A1000-G」を発表しました。

nikon

生産性向上やコスト削減、新たな製品やサービスの創出などを目的に、ものづくりの現場ではDX化へのニーズが高まっています。

従来、人が目視で行っている製造工程の監視や外観検査などを自動化するためには、高感度や高解像度の撮影が高速でできるマシンビジョンカメラが必要です。また、既存の装置や生産ライン、ロボットハンドなどへの設置を考慮すると、小型・軽量で、取り付けの自由度が高いことも重要視されています。

今回発売する「LuFact」は、ニコンがデジタルカメラで長年にわたって積み重ねてきた独自の画像処理技術から生まれたニコン初のマシンビジョンカメラです。高感度、高解像度なカメラで撮影が可能なうえ、画像処理を行うI/F変換ユニットを分離させることで、超小型化を実現しました。ものづくりの現場における業務の効率化やDX化の推進に貢献します。

なお、「LuFact」のカメラヘッド「AH020-MR」とI/F変換ユニット「A1000-G」は、ソニーグループの半導体製造会社でスマートファクトリー化を推進しているソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社(社長:山口 宜洋、熊本県菊池郡、以下「SCK」)の「CR2プロジェクト」にニコンが参画し、SCKの協力のもとニコンが開発したものです。SCKの製造現場での性能評価を経たのち、正式にSCKで採用されました。※プレスリリースより

ニコンデジタルソリューションズ事業の製品ページにもマシンビジョンカメラ「LuFactシリーズ」が掲載されています。

LuFact

製品ページに掲載されているカメラヘッド画像を見てみると、サイズ感が分かります。高感度モデルの「AH020-MR」と高解像度モデル「AH080-M」の2機種が用意される模様。出力フレームレートは最高120fpsを実現しているとのこと。

ニコンとして初めてのマシンビジョンカメラとなっており、民生カメラだけでなくB2B製品ラインアップも続々と拡充されいくかもしれません。