ニコン「Zfcブラック」「Z85mmf/1.2S」「Z26mmf/2.8」を発表 CP+2023情報も
ニコンが、Zマウント DX「Z fc ブラック」とZマウント フルサイズ対応 単焦点レンズ「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」と「NIKKOR Z 26mm f/2.8」を発表しました。加えてCP+2023 ニコンブース情報も更新しています。
Z fc ブラック
海外では2022年11月に発表済みの「Z fc ブラック」がついに国内発表されました。プレスリリースを見てみると、海外と同じようにこのブラックも人工皮革部分を有償にて好みの色に張り替える事が可能な「プレミアムエクステリア」を展開する事が確認できます。
今回のカラー展開は、チョークブルー、マスタードイエロー、オリーブグリーン、ウォルナットブラウン、ミッドナイトグレーの5色となっています。ニコンダイレクトでは、さらに限定色の " クリムゾンレッド " も用意される模様。「Z fc ブラック」の予約受付開始は、2023年2月9日 AM10:00 とのこと。発売時期は、2023年3月3日を予定しています。
NIKKOR Z 85mm f/1.2 S
以前からZレンズロードマップ上で予定されていた「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」がついに発表。ニコンにおけるF1.2大口径単焦点レンズは「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」に続き2本目になります。焦点距離85mmといえばポートレートにおける定番焦点距離で上記のプロモーションムービーもポートレート撮影がテーマとなっており、公式サンプル画像も多くがポートレートとなっています。
このレンズの光学設計思想は「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」と同じとのこと。ボケ味の美しさに徹底的にこだわり、レンズ構成を最適化する事により大きくて柔らかなボケを実現しているそうです。EDレンズはボケのエッジ部分の色づきを抑制し、マルチフォーカス方式の複数のAF用駆動ユニットを採用する事でF1.2の浅い被写界深度でも高速・高精度なピント合わせが可能な模様。
質量は1kg超えの1160g。サイズは102.5mm(最大径)×141.5mm。レンズ構成は10群15枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり)となっています。最短撮影距離は85cm、最大撮影倍率は0.11倍。
もちろんレンズ表面には " ナノクリスタルコート " を採用する事によりゴースト、フレアを効果的に低減しています。動画撮影にも配慮した設計を施す事によりフォーカスブリージングを抑制している記述もありますが、製品ページとプレスリリースに注意書きで " レンズの特性上、被写体とレンズの距離によってはブリージングが目立つ場合があります " と掲載されています。
価格はオープンプライス。発売時期は2023年3月24日となっており、予約受付開始は2月9日 AM10:00とのこと。
NIKKOR Z 26mm f/2.8
こちらの「NIKKOR Z 26mm f/2.8」も以前からZレンズロードマップ上で予定されていたパンケーキレンズとなっています。APS-Cセンサーを搭載した「Z fc」「Z 50」「Z 30」に装着すると35mm換算 39mmの焦点距離で撮影可能な単焦点レンズ。FX機でもDX機でも気軽にスナップ可能なレンズと言えるのではないでしょうか。
小型軽量で薄型の単焦点レンズながらも " 非球面レンズ3枚 " を採用する事で高い光学性能を両立しているとのこと。ちなみにこのレンズは、フルサイズミラーレスカメラのAFレンズで最薄の " 23.5mm " を実現しており、このレンズの特長の1つとなっています。
最短撮影距離は20cm、最大撮影倍率は0.19倍。レンズ構成 6群8枚(非球面レンズ3枚)となっており、サイズは70 mm(最大径)×23.5 mm、質量は125g。
価格はオープンプライス、発売時期は2023年3月3日となっています。予約受付開始は2月9日 AM10:00とのこと。
CP+2023 ニコンブース
ニコンは今回の新製品発表に連動してCP+2023 ニコンブース情報も更新。CP+2023 ニコンブースは、注目製品としてベストセラーの「Z 9」をはじめ今回発表された「Z fc ブラック」「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」 「NIKKOR Z 26mm f/2.8」そして双眼鏡「MONARCH M7 8x42」を挙げています。会場とオンラインのトークイベントの登壇者も明らかに。タイムスケジュールやトーク内容はまだ告知されておらず、今後明らかになっていくと思われます。
" ニコンイメージングジャパン 動画チーム " もオンラインイベントに登場する模様。ちなみにパシフィコ横浜のCP+2023 ニコンブースは、出入口から見て奥にありソニーと富士フイルムの間に位置しています。 ※上記はCP+公式サイトの会場マップ画像。