ニコン Q3 (2023年10月~12月) 決算発表 Q1-Q3好調を維持「Z8」「Zf」などが牽引
ニコンが、2024年3月期 第3四半期 (2023年10月~12月) 決算発表を行いました。映像事業はQ1-Q3を通して好調を維持しており、増収増益となっています。
ニコン 映像事業 Q3 実績 (2023年10月~12月)
- 売上収益 … 843億円
- 営業利益 … 177億円
- レンズ交換式カメラ … 25万台
- 交換レンズ … 37万本
ニコン 映像事業 Q1-Q3 実績 (2023年4月~12月)
- 売上収益 … 2,219億円
- 営業利益 … 429億円
- レンズ交換式カメラ … 64万台
- 交換レンズ … 98万本
Q3は好調で営業利益は前年同期比で20%を超え177億円とのこと。Q1-Q3実績も好調で売上収益2,219億円、営業利益429億円となっています。Q1-Q3でレンズ交換式カメラの販売台数は64万台、交換レンズは98万本となっており、「Z8」と「Zf」が好調、分母となるカメラ売れれば交換レンズの売上も上がり、加えて販売単価も上昇しているので堅調と言えるのではないでしょうか。
ニコン 映像事業 Q1-Q4 通期見通し (2023年4月~2024年3月)
- 売上収益 … 2,750億円
- 営業利益 … 440億円
- レンズ交換式デジタルカメラ … 80万台
- 交換レンズ … 125万本
最新の通期見通しも掲載。ニコンは通期で交換レンズの販売台数は100万本超え、レンズ交換式カメラは80万台を見込んでいます。営業利益は前回の見通しから10億円引き上げ " 440億円 " を見込んでいます。円安の恩恵を受け、販売単価の上昇、販売台数増加という3つ要素で好調を維持している事が伺えます。
レンズ交換式カメラと交換レンズ 販売台数 少し復調
4年ぐらいの四半期別 販売台数グラフを掲載しており、今回のQ3決算のレンズ交換式カメラと交換レンズの販売台数は、少し復調した事が確認できます。基本的にカメラ市場において10月~12月の期間は一番売上が見込める時期ですが、前年度・前々年度のQ3より良い数字です。