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ニコン「Z6III」部分積層型CMOSセンサーは、独自設計の模様

先日ニコン「Z6III」が発表され搭載する2450万画素 部分積層型CMOSセンサーが話題となっています。日本経済新聞の記事や米国ニコンのプレスリリースを見てみると、どうやら独自設計のイメージセンサーの模様。

部分積層型CMOSセンサー

日本経済新聞の記事 " ニコン、新型ミラーレス一眼 被写体の捕捉性能強み " を見てみると…

独自設計した画像センサーや処理エンジンを搭載し、走る野生動物などの動く被写体を捉えやすくした。

…と掲載されている事が確認できます。ちなみに国内の「Z6III」プレスリリースは " 独自の最新機能を搭載した有効画素数2450万画素モデルです。" の表現に留まっています。

米国ニコン「Z6III」プレスリリースを見てみると…

The combination of the Z6III’s unique new sensor design and EXPEED 7 image processing engine results in an approximately 3.5x increase to readout speed compared to the previous-generation Z6II. /「Z6III」独自の新たなセンサー設計と「EXPEED7」画像処理エンジンの組み合わせは、前世代である「Z6II」と比べて読み出し速度が約3.5倍向上しています。

…と掲載されています。

ニコンによる独自設計という意味なのか、単に部分積層型が独自な設計である事を指しているだけなのか気になるところ。

あと国内のニコンのプレスリリースは、世界初の部分積層型CMOSセンサーについて " 世界初 " に※注釈があり " 2024年6月17日現在、発売済みのフルサイズのミラーレスカメラにおいて。ニコン調べ。" と掲載しています。イメージセンサーは民生カメラだけでなく様々な用途で使用されており、部分積層型は違う用途のセンサーですでに採用されている技術なのかな~と思うことも。

日本経済新聞によるとニコン「Z6III」の主なターゲット層は " 撮影にこだわりのあるハイアマチュア層 " となっています。

ここ数年ニコンはソニーが製造するイメージセンサーを採用しており、今回「Z6III」が搭載する2450万画素 部分積層型CMOSセンサーもソニーが生産している可能性は高いのではないでしょうか。そうなってくると将来的にソニーも " 部分積層型CMOSセンサー " をエントリーからミドルレンジのミラーレスカメラに搭載してくるのかどうか色々想像してしまいます。