ニコン「Z6IIIはZ8の弟分」「当面Z7II後継機はない」
phototrendが、フランスで開催された「Salon de la Photo 2024」ニコン・インタビュー記事を掲載しました。個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみました。
元記事はフランス語となっており、自分はフランス語は分からないので機械翻訳の力を借りて日本語と英語に翻訳してまとめています。インタビューに応えたのは、仏ニコン マーケティング&コミュニケーション・ディレクター Nicolas Gillet氏とのこと。
Q :「Z6III」に部分積層型CMOSセンサーを搭載した理由は?
A : 「Z6III」は「Z9」「Z8」に搭載されている積層型センサーの一種である " 部分積層型CMOSセンサー " を搭載しており、それは革新的なものです。積層型センサーよりもアーキテクチャー的にシンプルな構造で開発コストを低く抑えてる事ができます。しかしその性能は積層型センサーに近く、リフレッシュレートは従来型のセンサーよりもはるかに高いのです。我々は価格とパフォーマンスの間で落としどころを見出しており、「Z6」シリーズに最先端センサーを搭載する事が出来ました。「Z6III」は直接的な「Z6II」後継機というよりも、「Z8」の弟分のようなものです。※英語に訳すと " much more modern sensor " となり、" 最先端 " と意訳しました。
「Z6III」発表時、これまでの「Z6」シリーズより立ち位置が上がった感じがしたニコン・ユーザーさんは多いのではないでしょうか。将来的に登場するであろう「Z5II」が「Z6/Z6II」をカバーする事になるのか、「Zf」に人が流れる感じになるのか個人的に気になるところ。
Q :「Z6」と「Z7」を同時にローンチしてきましたが、「Z7III」の計画はあるのでしょうか? ※ " still on the cards " を " 計画 " と訳しました
A : 「Z6II」と「Z7II」は、「Z6III」と並んでラインアップされています。誰もが「Z6III」の技術的パフォーマンスを必要としている訳ではありません。当面、「Z7II」後継機はありません。これ以上の事はノーコメント。※ " continue to live on " を " ラインアップされている " と意訳しました。
どうやら当面「Z7III」の予定はない模様。「Z9」と「Z8」搭載センサーは " 4571画素 " なので、さらに高画素センサーを搭載したカメラをニコンが計画しているのかどうか気になるところ。例えば1億画素前後の高画素機とか。そういう機種が登場する場合「Z7」シリーズになるのか、別の製品名になるのか色々想像してしまいます。