ニコン Q3決算 (2024年10月-12月) 発表 Q1-Q3の映像事業は新製品と円安効果で増収増益
ニコンが、2025年3月期 第3四半期決算 (2024年10月-12月 実績) 発表を行いました。Q1-Q3連結において映像事業は新製品を中心に販売が増加し円安効果で増収増益になった事を明らかに。

映像事業においては、新製品のAPS-Cサイズミラーレスカメラ「Z50II」のほか、フルサイズミラーレスカメラ「Z8」、「Zf」、「Z6III」や交換レンズの拡販に注力しました。販売が好調に推移したことに加え円安効果もあり、増収増益となりました。※決算短信(PDF)より
Q3 映像事業実績 (2024年10月-12月)
- 売上収益 … 839億円
- 営業利益 … 150億円
- レンズ交換式デジタルカメラ … 26万台
- 交換レンズ … 37万本
Q1-Q3 映像事業実績 (2024年4月-12月)
- 売上収益 … 2,356億円
- 営業利益 … 438億円
- レンズ交換式デジタルカメラ … 67万台
- 交換レンズ … 102万本
映像事業は好調を維持している事が伺えます。Q3は前年同期比で若干下回っていますが、Q1-Q3連結実績は前年同期比で上回っており、Q4(2025年1月-3月)の売上・営業利益がどうなるのか注目したいところ。

映像事業 通期見通し (2024年4月-2025年3月)
- 売上収益 … 3,050億円
- 営業利益 … 470億円
- レンズ交換式デジタルカメラ … 85万台
- 交換レンズ … 135万本
映像事業の通期見通しは前回予想据え置きとなっており、売上収益は3,050億円、営業利益は470億円となっています。レンズ交換式カメラ市場拡大と製品ラインアップ拡充により売上収益と販売台数が順調に拡大しているとのこと。営業利益に関しては、レンズ交換式カメラと交換レンズの販売台数増加と円安効果の増収を見込んでいます。
少し話は変わりますが、実はニコンは製造装置を中心に販売が落ち込んでおり、日本経済新聞がニコン全体のQ1-Q3連結決算は純利益が前年同期比75%減の62億円だったと伝えています。