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ニコン 筆頭株主がエシロールルックスオティカに 株価4.98%上昇

ニコンが、フランスに本社を構える眼鏡業界最大手のエシロールルックスオティカが筆頭株主になった事を発表しました。本日2025年10月6日のニコン株価は4.98%上昇。

ニコン株価

主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ
2025年10月1日付で、下記のとおり当社の主要株主である筆頭株主に異動がありましたので、お知らせいたします。新たに主要株主である筆頭株主となるエシロールルックスオティカからは、外国為替及び外国貿易法に基づき、総株主の議決権の最大20%までの当社株式の取得に関する関連当局のクリアランスを取得した旨の連絡を受けています。当社とエシロールルックスオティカは2000年に出資比率50:50の合弁企業として株 式会社ニコン・エシロールを設立し、以来、ニコンブランドでのメガネレンズ事業において、長年にわたり友 好的な協業関係を継続してきています。今後も当社は、株主の皆様を含む全てのステークホルダーの期待にお 応えすべく、持続的な企業価値向上に努めてまいります。※プレスリリースより

エシロールルックスオティカはレイバンなどを手掛ける眼鏡世界大手メーカー。エシロールと経済産業省は外為法の審査を通過したかどうか明らかしていませんが、ニコン株保有率が10%を超えたという事は外為法の審査を通過した事を示唆しているかもしれません。ブルームバーグは、すでに外為法クリアと表現しています。

エシロールと経済産業省は、それぞれ外為法上の審査を通過したかについて明らかにしていない。審査では、取得した株式の第三者への売却などをめぐり制限がついた可能性もある。エシロールがニコン株を中国企業などに売却すれば、技術流出の懸念もあるためだ。※日本経済新聞 : 「レイバン」の仏眼鏡大手、ニコン株保有10%超に 外為法の審査通過か

日本経済新聞は、エシロールと経産省との間で何かしら株式の第三者への売却において制限がついた可能性を指摘しています。今回のプレスリリースで触れていますが、ニコンはエシロールから議決権の最大20%までニコン株を取得する関連当局のクリアランスを得たと連絡を受けた事を明らかに。すでに8月の時点でエシロールはニコン株買い増しに動き出していました。

本日2025年10月6日のニコン株価を見てみると前日比+4.98%上昇。ちなみにニコン株価は年初来で+12.04%上昇しています。※スクリーンショットはGoogle Financeより

ニコンは2025年11月6日に決算発表を控えているので何かしら言及があるかもしれません。