ニコン上期決算発表 (2025年4月-9月実績) 映像事業 営業利益 前年同期比47.5%減
ニコンが2026年3月期 第2四半期決算発表 (2025年7月-9月実績) を発表しました。上期決算発表 (2025年4月-9月実績) でもあり、上期の映像事業はカメラや交換レンズの販売台数は好調なものの為替や関税の影響で減収減益。営業利益は前年同期比47.5%減とのこと。
映像事業においては、「Z5II」や「Z50II」等を中心としたミラーレスカメラ及び交換レンズの販売は好調に推移し販売台数は増加しましたが、製品ミックスの変化による平均販売単価の下落に加え、為替影響や関税影響もあり、減収減益となりました。この結果、当事業の売上収益は1,450億37百万円、前年同期比4.4%減、営業利益は151億43百万円、前年同期比47.5%減となりました。※決算短信(PDF)より

ニコン 映像事業 上期実績 ※2025年4月-9月
- 売上収益 … 1,450億円
- 営業利益 … 151億円
- レンズ交換式カメラ … 48万台
- 交換レンズ … 67万本
「Z5II」や「Z50II」などを中心に販売台数は増加したものの、為替や関税の影響で減収減益とのこと。特に営業利益の落ち込みが顕著で前年同期比-137億円の " 151億円 " だったところが気になるなるところ。為替と・関税が営業利益に影響を与えている事が伺えます。
通期の事業環境は、映像事業においては、デジタルカメラ市場は中長期的には堅調に推移すると見込まれるものの、足元では製品ミックスの下方シフトに加え、関税影響による値上げの影響や一部成長市場での一服感も見られます。※決算短信(PDF)より

映像事業 通期見通し ※2025年4月-2026年3月
- 売上収益 … 2,900億円
- 営業利益 … 320億円
- レンズ交換式カメラ … 95万台
- 交換レンズ … 140万本
前回の決算発表時の見通しから売上収益は上方修正(+30億円)、営業利益は据え置きとなっています。関税の影響に一服感があり、加えて製品ミックスを見直す方向で決算短信では " 製品ミックスの下方シフト " と表現しています。