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ニコン 開発中の超望遠レンズ 800mm F5.6 が、ロンドンオリンピックで使用されている

写真家 レオン・ニール氏のブログで、ニコンが開発中の超望遠レンズ 800mm F5.6 がロンドンオリンピックで貸し出されていて、すでに(テスト)撮影されていると報告しています。ロンドンオリンピックで撮影されたサンプル画像と簡単なレビュー付きです。

ニコン超望遠レンズ800mm F5.6で撮影されたロンドンオリンピック水泳
  • ニコン開発中の超望遠レンズ 800mm F5.6 のプロトタイプをロンドンオリンピックの水泳競技で撮影する機会に恵まれ、撮影した写真をみんなと共有したいと思う
  • 2つのセッションで使用したが、今までのところよく持ちこたえている
  • プールエリアの光はそれほど強くなく、ISO4000~6400に感度を設定し、シャッタースピードを1/1250~/1600秒を保ちながら撮影している
  • 良いコンディションで撮影していないが、このレンズが発売される時には雑誌が、明るい太陽の下で現実世界のテストを掲載することだろう
  • ニコン D4で撮影しているのだが、このレンズのトラッキングは良い仕事をしている
  • ファインダーを通してみた感覚は明らか微妙で安定感に欠け、手ブレ補正のモーターのゴロゴロ感がシャッターボタンから伝わってくる
  • 一脚を使用するとフロントヘヴィーになり過ぎて不安定になる
  • 上記のインプレッションはプロトタイプの評価であり、製品版ではかなり違う可能性がある

先日キヤノンがロンドンオリンピックで超望遠ズームレンズ EF200~400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×を大量に貸し出しているニュースを載せましたが、ニコンも開発中の超望遠レンズ 800mm F5.6 の製品一歩手前のプリプロダクション版を少数(?)ながらもロンドンオリンピックで貸し出しているみたいですね♪

さすがに800mmになると画像安定性が落ちるようですが、ニコンのことですから製品版はその辺も解消してくれるのではないかと。まだ発売・価格とも未定ですが、オリンピックなどの大会でテスト撮影を繰り返してレンズの質と信頼性を上げていくのでしょうね。