DxOMarkが、オリンパス PEN E-P5 のセンサースコアを公開
DxOMarkが、オリンパス PEN E-P5のセンサースコアとレビューを掲載しています。PEN E-P5は新機能もたくさん搭載され、センサー性能も一部のAPS-C機に迫るスコアを叩き出していて非常にバランスの良いカメラだと評価しています。
- オリンパス OM-D E-M5の大成功に続きPENのフラッグシップ機 E-P5が、1600万画素に5軸手振れ補正機構を搭載して登場してきた
- オリンパス OM-D E-M5は、去年新型1600万画素センサー、5軸手振れ補正機構、内蔵EVF、防塵防滴ボディ、高速連写9コマ/秒を採用し高評価得たカメラである
- そしてPEN E-P5は従来のペンスタイルのボディを継承しつつ、フォーカスピーキング、1/8000秒、インターバル撮影/タイムラプス動画、Wi-Fiなど様々な新機能を搭載した機種である
- E-P5はEVFを内蔵していないが、3インチ104万ドットの可動液晶をモニタを採用しているし、新たな外付けEVF VF-4も発表している
- 総合スコアは " 72 " でマイクロフォーサーズ機の中で最高のスコアを叩き出す1台であることが分かる
- この値は、APS-Cセンサーを搭載しているキヤノン EOS Kiss X7のスコアを上回っているのだ
- 色深度(Color Depth)が22.8bits、ダイナミックレンジ(Dynamic Range)が12.4Evsで、APS-Cセンサー搭載しているペンタックス K-rやK-xと同じ値を叩き出している
- これは65%センサー領域の大きいセンサーに対して素晴らしいパフォーマンスを発揮しているといえる
- …がマイクロフォーサーズセンサーは、一般的にAPS-Cセンサーと比べるとISO高感度耐性が弱いのは認めざるおえない
- そうは言ってもPEN E-P5のISO高感度耐性は、EOS Kiss X7iよりも上回っているのも確か
- パナソニック GH3と比べるとほぼ同じスコアで同一のセンサーを採用していることを示唆しているが、E-P5のISO高感度耐性は1/3段ほど改善されている
- 前機種 PEN E-P3と比べると、1200万画素→1600万画素と大幅に画素数が増大した恩恵で、色深度は1.3段、ISO高感度耐性は0.7段、ダイナミックレンジは2.3段と大幅に進化している
- OM-D E-M5とPEN E-PL5は同じセンサーを搭載していることは周知の事実だと思うが、このPEN E-P5にも同じセンサーを採用していると思われ、ISO高感度耐性は良くなっているもののPENのフラッグシップ機だけに何かしら新センサーを採用しなかったのは残念に思う
- オリンパス PEN E-P5はフラッグシップ機らしく非常にバランスが良く最高のパフォーマンスを発揮するマイクロフォーサーズ機に仕上がっている
- しかしニコン D7100は新しいセンサーを搭載し、APS-Cセンサーを搭載したニコン COOLPIX Aやリコー GRなども台頭してきているので、オリンパスはマイクロフォーサーズ規格の優位性を常にアピールする必要がある
OM-D E-M5以降オリンパスは同じ1600万画素センサーを採用していますが、描画エンジンのバージョンは据え置きでも最適化が進んで、ISO高感度耐性が徐々に進化してきているのが分かるレビューとなっています。
PEN E-P5は描画以外の1/8000秒、フォーカスピーキング、Wi-Fi、ISO LOW (ISO100相当)など以前からユーザーが熱望していた機能も搭載されていますから現時点で最新機能が採用されているオリンパス機といえるかと。
まあマイクロフォーサーズ機のレビューで、DxOMarkがAPS-C機の優位性を訴える文言は、いつものことですから。