オリンパス 寺田氏が、デジタル一眼レフ 復活の可能性を条件付きで言及
Amateur Photographerが、オリンパス 寺田利之氏のインタビュー記事を掲載していて、その中で寺田氏は、ミラーレス機のシェアを十二分に獲得できたらデジタル一眼レフの再投入もありえるとコメントしています。現在はミラーレスに集中し、デジタル一眼レフ開発の予定は無いものの「誰も10年先は分からない」と含みを残したインタビュー記事になっています。
- オリンパス 商品企画マネージャー 寺田氏にインタビューを敢行したが、オリンパスはデジタル一眼レフの開発を中止したが、彼は今後のデジタル一眼レフ開発の可能性を排除しなかった
- " 誰も10年先のことは分からない…オリンパスがミラーレス市場において十二分なシェアを獲得したら、再びデジタル一眼レフ ビジネスを再開するかもしれない "
- " …が、現時点ではミラーレスに集中していて、デジタル一眼レフを開発する予定はない "
- ロイターがキヤノン・ニコン・ソニー以外のメーカーはスマートフォン戦争に負けていなくなると論調しているが寺田氏は、" デジタル一眼レフ ユーザーをミラーレスに引き込み、デジタル一眼デビューする初心者を引き込み、市場の大部分を獲得できると信じている " とコメントした
- " レンズ交換式カメラ市場は変化しており、それはデジタル一眼レフ ユーザーをミラーレス機に乗り換えさせる良い機会で、ミラーレス・システムへ変更してくれる新たなユーザーに期待している " と付け加えている
オリンパスは、OM-D E-M1を市場投入してマイクロフォーサーズ/元祖フォーサーズを一元化(?)したカタチを取っていますが、正式に元祖フォーサーズシステムを廃止した事を発表していないので、今回の発言もそれに沿った内容なのかな~と感じました。まあデジタル一眼レフを開発する前に、カメラ部門の赤字をそろそろ解消しないと。
インタビューの中でロイターの記事に関する箇所が出てきますが、詳しくはロイターの日本語サイトにも掲載されています。
10年先は分かりませんが、オリンパスは少なくとも数年先まではマイクロフォーサーズを集中的に開発していくことは間違いのではないでしょうか。今回の発言はその流れの中で、新フォーマットやデジタル一眼レフが復活する可能性が無いわけではないというニュアンスに感じます。