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DxOMarkが、オリンパス OM-D E-M10 のセンサースコアを公開

DxOMarkが、オリンパス OM-D E-M10のセンサースコアとレビューを掲載しています。E-M10は、マイクローフォーサーズ機の中でトップクラスのセンサースコアを叩き出していて、ソニー Eマウント APS-C機に迫る画質で、マイクロフォーサーズの良い所がぎゅっと詰まったカメラであると評価しています。

オリンパス OM-D E-M10のセンサースコア
  • オリンパスは人気機種 OM-D E-M5 と E-M1 に引き続きエントリー機 E-M10を導入したが、この機種はE-M1/E-M5の多くの機能を共有していてどのようなパフォーマンスを発揮するのか見てみようと思う
  • 総合スコアは " 72 " でマイクロフォーサーズセンサーを内蔵するミラーレス機の中でベストスコアを叩き出している機種の1つである
  • 色深度は " 22.8 bits " 、ダイナミックレンジは " 12.3 Evs" でこのセンサーサイズの値としては素晴らしいスコアなのだ
  • ISO高感度耐性は " 884 ISO " で少し低い値となっているが、1400万画素 APS-C センサーのベストスコアとほぼ同じ値で、実際キヤノンのAPS-C センサーより良い値である ( キヤノン EOS EOS Kiss X7i のISO高感度耐性は、" 681 ISO " )
  • ソニー α5000 と パナソニック GH3 と比べると、OM-D E-M10は間違いなくベストパフォーマンスな1台と言えるのではないだろうか
  • 総合スコアは α5000 に総合スコアで " 7ポイント " 差を付けられているが、センサーサイズの差を考えれば善戦していて、パフォーマンス的に1/3~1段分ぐらいの差である
  • GH3 と E-M10 のセンサースコアは、当然のごとく非常に近い数値で、同じ系統のセンサーを搭載していると思われる
  • E-M5 と E-M10 は同じセンサーを搭載していて、色深度とダイナミックレンジはほぼ同じ値でそれが証明される形になった
  • ただISO 高感度耐性では差があるものの、E-M5からE-M10へ乗り換えるほどの差はなく、スコア的に差はあるものの実際の使用感は変わらないと思われる
  • フラッグシップ機 E-M1 と比べてみると、ほぼ同じパフォーマンスであるが、E-M1の方が色深度とダイナミックレンジにおいて少し優れている
  • ISO高感度耐性において、E-M10の方が優れていて、これはE-M1のセンサーが像面位相差AFを組み込んでいる影響と考えられる
  • OM-Dシリーズは多くの評価を受けているが、このE-M10もE-M1そしてE-M5ユーザーをも魅了する可能性がある
  • E-M10は、現行のソニー Eマウント APS-C機に迫る画像品質を実現していて、マイクロフォーサーズシステムの良い所がぎゅっと詰まったカメラと言える
  • E-M5/E-M1とは違い 3軸ボディ内手振れ補正機構 が採用されている事が唯一のダウングレードで、E-M5のほとんどの機能を有し、価格もE-M5よりもお買い得になっている 

E-M5と同じ1600万画素センサーにE-M1と同じ描画エンジンを搭載したE-M10だけに、順当(?)なスコアになっているのではないでしょうか。オリンパス機は昔から、同じ世代の機種であればスペック的にほぼ同じで画質的には差が出ない製品展開をしています。

マイクロフォーサーズ用レンズを使用するのであれば、このセンサーと描画エンジンの組み合わせはオリンパス機の中で一番バランスが良いのかもしれません。