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CP+ 2015で オリンパス OM-D E-M5 Mark II を触ってきました

CP+ 2015が開催(2月12~15日)し、オリンパスブースで早速 OM-D E-M5 Mark II をハンズオンしてきました。自分は 初代 OM-D E-M5 ユーザーなので、その視点から見たインプレッションと、オリンパス・スタッフさんに聞いた色々な情報になります。

オリンパス OM-D E-M5 Mark II

基本的にこれまでOM-Dシリーズを愛用してきたユーザーさんであれば、違和感なく使用できる機種に仕上がっています。ダイヤル・ボタン周りは再配置されていて、初代と比べて背面ボタン類は操作しやすくなっているし、上面のモードダイヤルの位置もすぐに慣れそうな感じです。ただしOn/Offレバーが内側にあるのは、操作的に気になりました。

今回若干グリップが変更されていて、前面グリップはほとんど使用感の変化はないのですが、背面の親指グリップは明らかに初代とフィールが違います個人的に。横に広がった感じで以前と同じ持ち方をすると親指グリップに遊びが出来る印象。スタッフさんに聞いてみたら、「お客様の意見を反映させています。」とのこと。 手の大きい方や欧米の方は持ち易くなっていると思います。

オリンパス OM-D E-M5 Mark II

この OM-D E-M5 Mark II が搭載している1600万画素センサーは、初代 E-M5 と同じ1600万画素センサーと言われていますが、この件をスタッフさんに聞いてみたところ「詳細は言えませんが、初代 OM-D E-M5 とまったく同じセンサーでありません。」と教えてくれました。何かしら改善・改良されているかもしれません。

その流れで画像品質に関して聞いてみると「大きな声では言えませんが、OM-D E-M1 よりも画質は上です。」とコメント。

オリンパス OM-D E-M5 Mark II

今回オリンパスは " OM-D MOVIE " と動画部分が強化された事をアピールしていますが、初代 E-M5 で動画を撮影した事のある方なら撮り始めてすぐ進化を感じると思います。" 5軸手ぶれ+電子補正によるムービー手ぶれ補正 " の安定感は心強いし、AFも強化されて、以前のように被写体の動きに迷いまくる事はありません。※動画に関しては、スタッフさんにSDカードを入れていただきテスト撮影させてもらいました。

当然静止画においても追尾AFは改善されているそうですが、OM-D E-M1 の像面位相差による追尾AFのレベルには達していないそうです。

像面位相差の話の流れで、OM-D E-M5 Mark II に像面位相差が採用されなかった事や、今後の像面位相差のあり方を聞いてみたのですが、すごく興味深い話を教えていただきました。「まだ何か決定しているという事はないが、将来的に像面位相差は採用されない方向にあります。」「例えばパナソニックのコントラストAFは、奥行きが検知可能な " 空間認識AF " を採用していて、この手の技術が成熟していけば、像面位相差に頼る必要性はなくなります。

何気にオリンパスも似たような技術を開発しているのかな?と感じるコメントで、ひょっとすると早ければ OM-D E-M1 Mark II には像面位相差は採用されないのかな?と色々想像してしまいました。

オリンパス OM-D E-M5 Mark II

そうそう " 40Mハイレゾショット " もスタッフさんに教えてもらいながら試してきました。これ思っていた以上に速く撮り終える事が可能になっています。スタッフさんいわく「1~2秒」と言っていましたが、体感的にもっと速いです。ただ初期設定がどうなっているのか確認するのを忘れてしまいました…^^; 将来的に手持ちで " 40Mハイレゾショット " 出来るようになのではないか?という期待を抱かせる仕上がりでした。

あと " パワーバッテリーホルダー HLD-8 " も装着してテスト撮りしてみたのですが、一体感あってガジェット好きなら買っても損はないかと。あとシャッターフィールについて、すごく上品なシャッターになってます。会場はガチャガチャしているので最初は気が付かなかったのですが、撮れば撮るほぼ良さが分かるシャッターに感じます。少なくとも初代 E-M5 のシャッターフィールより好きです。

" ティルト式 " から " バリアングル式 " に変えた理由も聞いてみたんです。「要は " EVFの使用率 " と " ライブビュー撮影の使用率 " の割合で、OM-D E-M5 Mark II はEVFで撮影するカメラという認識で、バリアングル式に変更しました。」とのこと。あとはユーザーの要望も強かったそうです。

今回自分が、オリンパスブースで OM-D E-M5 Mark II をタッチ&トライした感想はこんな感じです。思い出した順に書いたので、まとまりのない文章になっているかもしれませんが。