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オリンパス 14-150mm II は、様々なシーンで使える汎用性高いレンズ

オリンパス・マレーシアのスタッフでありオリンパスの伝道師でもあるロビン・ウォン氏が自身のブログにリニューアルされた防塵防滴仕様 10.7倍高倍率ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II のレビューとサンプル画像を掲載しています。

オリンパス M.ZUIKO 14-150mm IIで撮影したサンプル画像
  • 私は単焦点レンズやPROレンズで撮影するのが好きで、正直言って、広角から望遠域までサポートする10倍以上の高倍率ズームレンズは基本的にお勧めしない
  • このような高倍率ズームレンズはどこか妥協点があると考えているからである
  • 今回の14-150mm IIは広角から望遠域までサポートした汎用性ある高倍率ズームレンズで、防塵防滴仕様になり、デザインが現行OM-DとPENに似合うように変更され、レンズにはZEROコーティング施され改善されている
  • 万能ズームレンズとして非常に高画質である
  • 一般的な万能レンズは失望する事が多いと思うが、あまり期待せずこの14-150mm IIを使用してみたのだが、間違いなく常用可能な画像品質を実現している
  • シャープネスも必要充分だし、ディテールも上々なのだ
  • (14mm時は少し緩い描写だが)18mmまでズームするとシャープネスが増し、90mmまでは非常にシャープネスが高く良好な画質
  • 色収差は見当たらなかったし、歪曲も充分制御されていて、OM-D E-M5 Mark IIの描画エンジン TruePic VII が素晴らしい仕事をしている
  • このシャープネスは注目に値するが、単焦点レンズ 45mm F1.8 や 75mm F1.8 のシャープネスには程遠く、この辺は単焦点レンズと高倍率ズームレンズを比較しても意味がない
  • ポートレート撮影も楽しめるが、ボケ味を活かした撮影をするにはお勧めできない
  • 最近のオリンパスレンズと同様にAFは爆速で、テニスの試合を撮影したのだが、ヒット率も高かった
  • 追尾AFを試したが正確性に欠け、これは驚くべき事ではなく、オリンパスが大幅に改善する必要がある箇所である
  • 室内や露出が低いシーンでのスポーツ撮影はお勧めしない、その場合 75mm F1.8 や 40-150mm F2.8 PRO の使用をお勧めする
  • OM-D E-M5 II にカメラグリップ HLD-8Gを装着して撮影していて、14-150mm IIは小型軽量に仕上がっているが、ズーム域は鏡筒はなかり伸びるので、グリップのあるE-M1は問題ないが、E-M5やE-M10などの小さいボディではカメラグリップの使用をお勧めする
  • より良い画質を求めるならば、ISO感度を上げないようにする事が重要だが、12-150mmは大口径レンズでないので、5軸手振れ補正機構が大きなアドバンテージになる
  • 両手で撮影するように!片手撮りは本当にダメ!
  • PROレンズをすでに所有しているユーザーにはお勧めしないが、キットレンズやパンケーキレンズなどのスリムなレンズを所有しているユーザーに対して、このレンズはお勧めする
  • 14-42mmと40-150mm 2本を所有するか、14-150mm II 1本の集約するか、多くの場合 利便性が優先される
  • ストリートスナップもしてみたが、単焦点レンズほど良い画質ではないが、28mm/35mm/50mmなどストリートスナップに最適な焦点距離をサポートしていて、AFも瞬時に焦点してくれるし、小型軽量なこのレンズはOM-Dと完全に一体化する
  • 最初の期待値が低かったせいもあるが、実際使用してみたらかなり楽しめるレンズで驚いた
  • 14-42mm / 40-150mm 2本レンズをカバーする汎用性があり、充分にシャープな画像だし、小型軽量で防塵防滴仕様で、F4-5.6のF値も5軸手振れ補正がISO感度を上げる事無く低いシャッタースピードで手持ち撮影を可能にしている
  • 14-150mm IIは、すべてにシーンに対応するオールラウンダーな汎用性の高いレンズなのだ

かなりざっくり抜き出してみました。ロビン氏のようにPROレンズや大口径単焦点レンズで写真撮影する方にとって高倍率ズームレンズは画質的に差を感じるようですが、高倍率ズームレンズとしての画質はかなり評価していて、利便性が高く高倍率ズームレンズならではの色んなシーンで使える汎用性も評価しています。