オリンパスカメラは、中国工場からベトナム工場への製造移管を進める模様
オリンパス OM-D E-M5 Mark II などは中国製ではなくベトナム製ですが、Amateur Photographerが、オリンパスが公開した " アニュアルレポート 2015 " の中でさらにベトナムでカメラを組み立てる比率が高まる事を示唆していると伝えています。
- 製造の観点ではレンズ等の高い技術や技能が必要な部分を中国工場で行う
- ベトナム工場では労働コストを活かし主に組み立てを行う
- それぞれの特長を活かした効率的な生産体制を追求していく
上記の画像はアニュアルレポート 17ページに掲載されているデジタルカメラ事業の方向性ですが、45ページにははっきりと " 人件費が上昇傾向にある中国工場からベトナム工場への製造移管を進める " と掲載されています。加えて車載カメラ・防犯カメラなどのBtoBビジネスの事業拡大も図っていくそうです。
Amateur Photographerには欧州オリンパス Pen & Stylus プロダクトマネージャーのインタビューも掲載されていて、ユーザーが求める低価格高品質を提供するだけではなく、リスク管理の意味合いもある事が伺えます。
アニュアルレポートに掲載されている映像事業の事業概況(43ページ)の " 弱み " の部分を見てみると今後の補強・改善を示唆するような事が掲載されていて、" さらなるProレンズの拡充 " " 高価格帯の新型ミラーレス機 " の登場が予想されます。