オリンパス プロレベル単焦点レンズの注力を示唆 小型レンズも計画中
Imaging-Resourceが、CP+ 2016で行われたオリンパス 寺田利之氏と半田正道氏インタビュー記事を掲載しています。業績、PEN-F、レンズ、AIR、手ブレ補正、4Kなど様々な質問に答えた内容で、プロ仕様単焦点レンズの注力を示唆し、プロや写真愛好家に向けたプロ仕様単焦点レンズラインアップを拡充する必要があると語っています。
- 3本のF2.8通しPROズームレンズをラインアップし、単焦点レンズも300mm F4 と フィッシュアイ 8mm F1.8 をラインアップしているが、プロラインアップ上 単焦点レンズが欠落している
- それに注力していく方向で、我々はプロ写真家と写真愛好家に向けてプロフェッショナル・ラインアップを拡充していく必要がある
- 非常にコンパクトで魅力的なレンズも計画している
PEN-Fの今後に関する話もされていて…
- PEN-Fは、PENシリーズであるが女性をターゲットしたカメラではなく、写真愛好家に向けたカメラで、現時点でPEN-Fのようなシリーズを立ち上げる計画はない
- 市場の反応と状況を見定めている最中で、PEN-Fで新しい顧客を開拓できた場合は、シリーズになるかもしれないし、次のモデルや何かを投入する可能性もある
…と市場に受け入れられた場合、シリーズ展開や後継機・派生機などの可能性がある事も語っています。
ニコンも1インチセンサー搭載コンパクト機 Nikon DLシリーズを発表し1インチセンサー搭載コンパクト機市場が厚みを増してきていますが、オリンパス的にはあまり1インチセンサー搭載コンパクト機に関しては積極的でないコメントもされている模様。
4Kに関しては " 4Kはよりポピュラーな存在になりつつある 将来的にこのような機能を採用しようと思っている " とコメントしており、PEN-Fが4Kに対応しなかったのは、写真撮影をメインにしているユーザーに焦点を当てたカメラとのこと。チルト式とバリアングル式の議論も興味深いです。
6段分効果の5軸シンクロ手ぶれ補正に関しても詳細を語っていますが、すべてのレンズに必要だとは考えていないようです。一部分をピックアップしただけですが、多岐にわたるインタビュー記事になっています。