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オリンパスは、現時点でムービー一眼の計画はないとコメント E-M1 IIはカスタムセンサー

dpreviewが、CP+ 2017 オリンパス 半田正道氏 インタビュー記事を掲載しました。現時点でムービー一眼の計画がない話や、OM-D E-M1 Mark II 搭載センサーがカスタムセンサーである事、2020年の東京オリンピックはオリンパスのビジネスモデルではない事などなど興味深いインタビュー記事となっています。

導入部分は、オリンパス OM-D E-M1 Mark IIの話で、去年の地震の影響でセンサーが不足した事に触れその中で、搭載センサーがカスタムセンサーで協力関係にあるデバイスメーカーと話をし10月から生産を増やしたとコメントしています。※おそらくデバイスメーカーはソニーではないでしょうか。

OM-D E-M1 Mark IIは強気の価格設定ですが、社内で議論になったそうです。より高いパフォーマンスを実現し顧客により高い価値を提供するべくあの価格に落ち着いた経緯を語っています。CP+ 2017で行われたインタビューでOM-D E-M1 Mark IIが発売されて間もない時期ですが、OM-D E-M1 Mark II 購入者の約80%は既存のオリンパスユーザーとのこと。

オリンパスは基本的に " 静止画ビジネス " ですが、OM-D E-M5 Mark II 以降 補足的ながらも動画機能にも力を入れ始めています。スタンス的に静止画メインでありながらもビデオグラファー達から意見をフィードバックしていて技術的な課題は " 熱管理 " そして " 連続撮影時間 " を挙げています。現時点で(パナソニック GH5のような) " ムービー一眼 " の計画はないそうです。

オリンパスにも " 東京オリンピック " の質問をしていますが、オリンパスは " 我々のビジネスモデルではない " とコメント。キヤノンのプロサポートを例に挙げ、会場における設備・サポート・メンテナンスを行う人材など専門的にサポートを行う難しさを語っています。

オリンパスとパナソニックは同じマイクロフォーサーズ陣営ですが、本質的に競合他社であるとコメント。立ち上げ時はレンズラインアップが少なく顧客がパナソニックレンズを購入するケースがあったが、最近ではそういうケースは少なくなってきているそうです。

今後も革新的なミラーレス機を開発したい意向を語っていますが、市場減少により研究開発とコストの問題により開発する優先順位が必要になってくる側面もある模様。ミッドレンジとハイエンド市場は残ると予測を立てています。

かなりざっくり抜き出してみたのですが、他にもデジタル一眼レフ(ユーザー)に向けた話などなど掲載されています。