オリンパス「手持ちハイレゾショットは、通常撮影レベルまで処理能力を上げていく」
オリンパスが、CP+2020 期間限定 特別動画 OM-D E-M1 Mark III 5000万画素 手持ちハイレゾショット 開発者 インタビュー動画をYouTubeに公開しました。個人的に興味深かったポイントを3つピックアップしてみました。
手持ちハイレゾショットは、通常撮影レベルまで処理能力を上げていく
動画の終盤 8:14 あたりから「表現の未来」の質問に対して手持ちハイレゾショットの展望について答えていて…
- ハイレゾショットはようやく手持ちで実現できたが、まだまだ伸びしろがあり発展途上の機能であると思っている
- 撮影後 処理に少し時間が掛かってしまうので、今後もこういう所は高速化を図り、通常のワンショットを撮っているか感覚で、ハイレゾショットが撮れるといったような機能にまで仕上げたいと思っている
…とコメントしており、将来的には通常のワンショット感覚でハイレゾショットが可能になるかもしれません。処理能力だけでなく、ハイレゾショットはイメージセンサーや手ブレ補正ユニット自体の性能も大事ですから、今後さらに手持ちハイレゾショットで撮影可能な画素数も上がってくるかもしれません。あと将来的にハイレゾショットでどのくらいのレベルまで動体が撮れるようになるのか気になるところ。
この話の流れでレンズに関する解像力も以下のように触れています。
ハイレゾショット レンズのポテンシャルはまだある
- 現状の手持ちハイレゾショットは5000万画素ですが、レンズの解像力というのはまだポテンシャルがあると思っている
- さらなる高画素化・高解像度化を目指し、被写体のミクロな構造まで再現できるようにしていきたい
オリンパスカメラの機動力と高画素化を両立するハイレゾショトをアピールするインタビュー動画になっていて、ハイレゾショットによる高画素化に向けてレンズの解像力はまだまだ余裕がある事が伺えます。
ハイレゾショットは、2段分のノイズ低減効果あり
「OM-D E-M1 Mark III」製品ページにも " 多枚数合成によってISO感度で約2段分のノイズ軽減効果が得られるのも特長で、特に細かいところの解像力が必要とされる風景や、高ISOを使う夜景などの撮影で威力を発揮します。" と掲載しているのでご存じの方も多いと思います。
7:19 あたりからISO感度を高めにして苔を通常撮影・手持ちハイレゾショトしたマクロ画像を比べていて、ノイズ低減効果がある事を語っています。