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オリンパス 100-400mm 上々レビュー記事が続々と 1つにまとめてみました

オリンパスの超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」は、国内で2020年9月11日(金)の発売を予定しています。発売前に国内外でレビュー(インプレッション)記事・動画が続々と登場しつつあり一部をまとめてみました。

ePHOTOzine : 4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ" に選出しています。野生動物やスポ―ツ撮影において最適でパワフルな超望遠ズームレンズであると評価。機能と使い易さ双方で素晴らしいレンズに仕上がっており、価格設定も評価しています。このレンズはシンクロ手ブレ補正には対応していませんが、ISは上手く機能するとのこと。あとデジタル一眼レフ用の超望遠ズームレンズと比べると小型軽量で、その辺を考えている人には魅力的かもしれないとコメント。オリンパスは、非常に強力な製品を市場に投入し、再び存在感を示したと結論付けています。

PhotographyBlog : こちらも4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ" に選出。パナライカ100-400mmとの機能差を比較しており…

  • フォーカスリミットスイッチ … オリンパス 3段階 / パナライカ 2段階
  • テレコンバーター … オリンパス 対応 / パナライカ 非対応
  • F値 … オリンパス F5.0スタート / パナライカ F4.0スタート
  • サイズ・質量 … 両レンズともにマイクロフォーサーズシステムの利点を活かしている

高速かつ正確なAFを実現しており、ISは3段分効果、PROシリーズと同等の防塵・防滴機能、テレマクロ撮影も可能なレンズで、光学性能も評価。色収差は問題になる事はなく、歪曲はカメラ内補正で修正される模様。絞り羽根9枚(円形絞り)によるボケ味も魅力的とのこと。高価ではない超望遠ズームレンズを探している鳥・野生動物・スポーツ写真家は、「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を気に入る事だろうと結論付けています。

Imaging-Resource … こちらはフィールドテスト時のインプレッション記事。高額ではなく小型軽量の超望遠レンズでパワフルな望遠域を探している野生動物・自然(風景)写真愛好家向けに設計されたレンズであると解説。「OM-D E-M1 Mark III」「OM-D E-M1X」に装着しテスト撮影を行っており、やはりフォーカス性能を評価。F値は可変でF5.0スタートだけに暗所では難しい時があるそうですが、ISが多くのシーンでISO感度を抑えてくれると報告。

Amateur Photographer … " 4.0星 " を獲得し。長所として、シャープな光学系、しっかりしたボディで防塵防仕様、便利なテレマクロ性能、アルカスイス互換の三脚マウントを挙げています。短所として、パナライカ100-400mmと比べると大きくて重い、開放F値が暗いので(シャッタースピードを保つため)ISO感度が上がり画像品質に妥協を強いられる事が多い事を指摘。

あと望遠ズームだけにテレ端の周辺部はワイド端と比べると少し緩く、F8まで絞れば均一になるとのこと。しかし回折現象の影響を受け始めるのでシャープネスが低下する模様。4.0星で高評価なのですが、内容を見る限りF値が暗くてISO感度上げる必要があり、その分ディテールが失われていまう事をかなり気にしている事が伺える内容に。明るいシーンであれば、本当に魅力的な撮影が可能であるともコメントしています。

Robin Wong … オリンパスと言えばロビン氏のレビューとサンプル画像は外せないところ。ロビン氏は現在オリンパス マレーシアのアンバサダ兼ビジョナリーなのでそれを踏まえて見る必要はあります。※以前はオリンパス社員になっていた事も

超望遠ズームレンズとしてハンドリングは良好で、4時間以上撮影を続けてみてもカラダの負担は無かったと報告。シンクロ手ブレ補正に対応していない事を指摘しつつも、3段分効果のISは彼の撮影において、1/40秒まで手持ち撮影が可能だった模様。少なくとも1/80秒は間違いなく手持ち撮影可能であると掲載。

貸し出し前にオリンパスからこれはPROレンズではないので期待し過ぎないで欲しいという事を言われてたようですが、シャープネスは素晴らしく、ディテールも非常に高く、コントラストも良好であると高評価。しかしボケ味に関しては、あまり高い評価はしていないコメントが受けられます。

歪曲や色収差そして周辺減光は最小限に抑えられており、問題があっても画像編集ソフトで補正可能なレベルとのこと。※ロビン氏は、光の影響の出方を把握するためにレンズフード無しでテスト撮影

しかし短所も掲載しており、400mm域の撮影は非常にセンシティブで手持ち撮影時非常に揺れる事と、あとはシャッタースピードとF値の兼ね合いも指摘。レンズ内手ブレ補正が搭載されていますが、F値が暗くシーンによってはにシャッタースピード上げその分ISO高感を上げる事になるため、シャープネスや鮮明度そして色調が失われると報告。マイクロフォーサーズ機を使用する場合、ISO感度はISO200~400を維持したいが、この100-400mmでは無理と感想も語っています。

結論として「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」は自分の予想を上回り、ズーム全域でディテールとコントラストが良好で驚くほどのシャープネスで美しい画質を実現していると評価。短所がある事も指摘しつつサイズ・性能・価格のバランスが取れた超望遠ズームレンズであると結論付けています。※長めのレビュー記事となっており、一部をピックアップしただけなので、この他にも多くの事を語っています

Kasyapa (マップカメラ) … 撮影記的なインプレッションといった感じで、国内で使用する事が多そうなシーンで撮影を行い、とにかく " 身軽なレンズ " に仕上がっており「風景写真はもちろんのこと、野鳥、モータースポーツ、昆虫、花、運動会など、当レンズの活躍する場面は幅広いです。」「このレンズでしか撮れない世界があるのです。」と掲載しています。

写真家×開発者 クロストーク (オリンパス公式) … レビュー動画ではないですが、オリンパスが「写真家×開発者」クロストーク動画を公開。どのようなレンズに仕上がっているか、どのような想いで開発したかを紐解く動画となっています。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」は評価の高いレビュー記事が続々と登場しつつあり購入の参考になるのではないでしょうか。