オリンパス ついに動画に本腰を入れる OM-D E-M1 動画RAW出力ファームウェア開発へ
オリンパスが、「OM-D E-M1X」と「OM-D E-M1 Mark III」において ATOMOS NINJA V に Apple ProRes RAW 外部記録を可能にする動画RAW出力ファームウェア開発を発表しました。ファームウェアの公開時期は2020年冬を予定しています。
オリンパス株式会社(社長:竹内 康雄)は、ATOMOS社との協働により、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」と「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III」からATOMOS社製HDRモニター/レコーダー「NINJA V」への動画RAWデータ出力を可能にするファームウェアの開発を進めています。ATOMOS社製「NINJA V」へは自由度の高い画像編集を実現するApple ProRes RAWとして記録されます。これにより、プロの映像制作で求められる撮影後のカラーグレーディングや露出調整など柔軟なポストプロセスに対応します。なお、本ファームウェアの公開は2020年冬を予定しています。
今後も小型軽量による圧倒的な機動性、強力なボディー内5軸手ぶれ補正が実現する手持ちでの高精細な動画撮影機能の向上と本格的な映像制作をサポートしていきます。※プレスリリースより
先日のオリンパス 映像事業(JIP) インタビュー記事で " 動画に特化したコンシューマー商品 " を展開する方向性を語っていたので、まずは既存の「OM-D E-M1X」と「OM-D E-M1 Mark III」の動画RAW出力対応といった感じでしょうか。
上記は「OM-D E-M1 Mark III」で撮影したオリンパスならではの手ブレ補正機構と防塵防滴耐低温仕様を活かした公式4Kショートフィルム「THE WATCHERS」になります。これまでオリンパスは頑なに静止画コンセプトできましたが、「デジカメとして伸びるのは動画ニーズ」と語るソニーだけでなく様々な競合他社が動画の方向性を模索しており、映像事業がオリンパスから離れる事により本腰を入れる事になりそうです。
単に出力可能になるだけでなく、それ相応の動画RAW品質を実現する必要も。