オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 の欠点は写り過ぎるところ
写真家 田中希美男さんのブログ「Photo of the Day」にオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8のレビュー第2弾が掲載されています。ちょっとした75mm F1.8の撮影ヒントが書かれています。
- ダントツに優れた描写性能やレンズ外観のツクリの良さを考えれば、これくらいの値段は「納得」の範囲内だと感じるレンズ
- 画像がクリアーでとてもシャープで、写りすぎる、という贅沢な欠点もなくもない
- 贅沢な「写りすぎる」の“欠点”を解消する方法として、わざと見かけ上の解像感を落して撮影すると効果がある
- 高感度ノイズ低減機能を「強」にしてから、シャープネスを「マイナス1~2」にする(マイナス1がおすすめ)
- これで解像感はそこそこ保ったまま、女性が嫌う「小じわ」や「シミ、そばかす」のたぐいはだいぶ目立たなくなる
- 75mmレンズが飛び抜けた解像描写性能を備えているのに、画像処理がそれに追いついていない
Photo of the Day の前回のレビューでは、開放時のピン合わせの難しさを説いていましたが、今回はいかに解像感を落とさず、シャープ感を落ち着かせた描画にするヒントって感じですね♪
このレビューの後半部分にレンズのシャープなエッジ太めの線について触れていますが、太めのエッジはこのレンズだけではなくて、オリンパス・レンズは全体的に太めなエッジな印象を個人的には持っています。(個人的にオリンパス・レンズを使った後にパナソニック・レンズを使うとエッジの繊細さ感じるくらい)
今回の75mm F1.8 はハイグレードレンズでそれなりの価格ですけど、レンズフードもそれに合わせて価格高いんですよね…^^; 最近のM.Zuikoレンズでゼロ・コーティングされたレンズは逆光時も強いが、やはりフードは同封して欲しいところです。
柔らかめな描写ポートレートを狙うユーザーは、今回のような設定は必要かもしれませんね。